WHITE ALBUM(第2話)
第2話、遂に緒方理奈(CV:水樹奈々)が冬弥(CV:前野智昭)にアプローチ。これはやはり由綺(CV:平野綾)へのあてつけなんだろうか?それともエコーズでの会話で冬弥に興味を持ったのか?ゲームでは最初は由綺への当てつけ的な意味で冬弥を誘っていたけど、アニメ版では一応仲の良い先輩と後輩って事になってるので、電話の内容が気になる。3話が待てないぞ。
さて、冬弥はどうも「ヘタレ」ということになっているようだけど、ゲームを何回もプレイしていると決してそうではないと思うはず。冬弥以上に由綺も自分の想い、気持ちを表現するのが下手だ。理奈に冬弥を取られて初めて本気の怒りと涙を見せ、はたまた英二(CV:速水奨)の誘いを断らない。言うなれば由綺だって「ヘタレ」なんだ。
それでも人間弱ってるときに優しくされると、ついついそっちになびいてしまうわけで。アニメの方に話を戻すと冬弥がまさに今「弱っている」状態だと思う。もうちょっと由綺にガツガツと行っても良いのかも、そこに行かないから「ヘタレ」と言われるのかもしれなけど、本当に由綺の事を考えてたらやっぱり悩むよね。だってアイドルデビューが由綺の夢だって知ってるわけで。そんな複雑な、どうしようもない心境を彰(CV:阪口大助)に突かれて、心の声は「ウルサイ」になる。当然だ。
今のところゲーム原作らしく、視点は常に冬弥。由綺や理奈の視点ではストーリーがほとんど進まない。ここからは是非、由綺や理奈の視点のストーリーも入れていって欲しい。冬弥の視点だけでもストーリーは進むんだろうけど、由綺が日々冬弥のことをどう思っていたのか?その想いはどのくらい強いのか?というあたりを深く描いて欲しい。そしてその想いが冬弥と再び重なり合うときが来るのか?1話の感想に書いたとおり、ここがこの作品の核であり、決してブレないところなので。
さて、演出や作画面に目を向けてみると、やはりこの作品は頭身の描き方やカット割り、カメラワークを考えても、アニメよりはドラマに近い。決して大げさな動きやあり得ない行動を取る事が無く、出てくるキャラクターみんなが人間的。そこに敢えてアニメ的な表現である「ハーモニクス処理」が入るので、そのシーンが一層印象的になる。今回で言えばエコーズを出ていく時の理奈とかね。
そして文字の演出もアニメ的なモノの一つ。敢えてモノローグではなく、文字でセリフにかぶせて出すことで、冬弥のもどかしい想いや迷い、どうしようもないイライラが上手く表現できているんじゃないかな。「ウザい」って声が多いようだけど、俺はそうは思わなかったな。
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