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まりあ†ほりっく(最終話)

▼まりほりは百合アニメではありません
触れ込みでは「百合」のジャンルに分類されていたまりほりですが、少なくともTVアニメに関して言えばこれは多くのアニヲタが「百合」という言葉から想像する作品像とは少々距離が遠い。かなこ[ CV:真田アサミ ]については百合キャラという設定があったものの、作品全体の世界観としてはかなこ以外は至ってノーマル。「百合」はあくまでネタとして提供されているだけで、鞠也[ CV:小林ゆう ]が女装しているのとレベル的には同じ。百合属性のキャラがメインで出てきます、という表現が正しいだろう。エロい展開もほとんど無かったしね。

▼ストーリーの無い作品
誤解を恐れずに言うならまりほりにはストーリーというものは存在してなくて、ひたすら鞠也とかなこの言葉の応酬で30分が経過する作品。だからこそそれぞれのキャラクターには強烈な個性が求められるわけで、その結果が百合キャラかなこと女装Sキャラの鞠也というわけだ。そうなるとこの作品を楽しめるかどうかはこの二人の濃い会話を楽しむことができるかという点に帰着するわけで、ウケは悪くないと思うし、中途半端にシリアスな展開を挟んだりするより、ここまでネタに徹してくれた方が個人的には好感が持てる。あくまで構成に限った話だけどね。

▼難しいネタの配合バランス
基本的に会話の進行はかなこの妄想にゆだねれらているので、とにもかくにもかなこのセリフの量がハンパじゃない。その膨大なセリフの大半はモノローグ。この部分が少々引っ掛かりました。一言でいえばクドいんです。かなこのモノローグは「百合的に萌えるポイントはここなんです。」という説明から始まるので、そこを延々と解説されると「もういいよ、それは分かってるから・・」といううんざり感が先に来てしまう。バランスのとりどころが難しいところだと思う。人によって感じ方も違って、わざわざ説明しているというその部分に面白さを感じることも無くはない。正解は無いと思うので個人の趣味の問題でしょう。

▼キレてた最終話
そんなわけでネタのバランスがどうにもフィットしないまま最終話まで来てしまったんだけど、俺の中で一番面白く見られたのは間違えなく最終話です。最終話そのものは今までのながーいネタ振りが無いと成立しないので、これだけを切り出して最終話だけは良いと言い切れないところはあるけどね。それでもここまで引っ張ってきた多くのネタをショートフィルムよろしく、スパッと一瞬で切って捨ててしまう潔い展開。俺はこのくらいのテンポが一番ツボです。一切フォローの無いタイトルバックの放送局名表示、しかもコールサインだったり一般名称だったりとバラバラ。後は最後の[ CV:平野綾 ]とのペンダントネタです。このくらいあっさりの方が楽しいと思うんだけどな~。

まりあ†ほりっく(@TOKYO MX:デジタル) / アニメーション制作:SHAFT

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