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アキカン!(最終話)

▼前半:笑い、後半:シリアス
原作は読んだことは無いけれど、典型的なラノベ原作アニメという印象。ストーリーの起承転結、ネタとシリアス路線の盛り込み具合。笑わせるポイントなどなど。そんな王道の展開なので「これは最初ネタ満載の展開で、後半シリアス路線というパターンじゃねーの?」と危惧しいていたんだけど、概ねその通りでした。最終話は何とかネタの方に引き戻していたので、何とか見られたけど。

▼お馴染みの注文をつけてみる
俺がこの前半がネタで後半がシリアスの展開が嫌いな理由を改めて考えてみた。やっぱり笑いには純粋に笑いを求めたいし、シリアス展開には最初からある程度の裏付けが欲しいというが大きな理由だろう。そして最後はシリアス路線という展開が使われすぎたせいで、安易に人が死んでみたり、安っぽい愛の描写になってしまったり。カケル[ CV:福山潤 ]メロン[ CV:成田紗矢香 ]が出会った時点で、この路線が予想できてしまう時点でシナリオの質は平凡と言わざるを得ない。

▼キャラクターのパワー
ストーリーがお約束だった一方、キャラクターは相当にぶっ飛んでる面々ばかりで、なかなか面白かった。カケル+福山潤によるとんでもないエロキャラ振りもさることながら、なじみ[ CV:豊崎愛生 ]のアホっぷり、ぶど子[ CV:悠木碧 ]の舌っ足らずキャラ。平凡なストーリーだったにも関わらず、そこそこ見続けられた要因はこのキャラクターにあり。エロは少し中途半端だったけど、OVAがリリースされるようなのでこちらでは全開になると思われます。

▼AACとAACR
この作品のエンディングはキャスト陣やスタッフからのコメントなどが入るミニコーナー。最初見たときは「DVDの特典映像みたいな内容だな」と思ったんだけど、これが意外と面白かった。まさに今見たストーリーの内容についてキャスト陣がコメントを入れてくれていたり、毎回違うEDについて解説があったりと、作品との距離が近くなった印象。変に商売っ気を出さずにこれを普通にオンエアしてくれた点は非常に好印象です。アキカンの何気ない日常の風景を描いた第8話も好印象。

アキカン!(@BS11) / アニメーション制作:ブレインズ・ベース

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