咲-Saki-(第1話)
麻雀対局アニメです。血が抜かれることもなければイカサマを競うわけでもなく、純粋に運と実力で勝負する世界みたい。麻雀をテーマにしたアニメは今まで結構あったけど、いわゆる「萌え」に属するキャラクターを(脱ぐわけではなく、という意味で)純粋に麻雀で勝負させる作品って珍しい、というか俺は見たことが無い。そんなわけで、キャラあっての作品なのか?という先入観をどうしても持ってしまうんだけど、1話を見た限りではそれだけではなさそう。
最初に例に挙げた「アカギ」とか「哲也」は麻雀を知らなくても普通に楽しめると思うし、事細かに勝負の状況を解説してくれるナレーション付きだったので、エンターテインメントとして成立していた。一方で咲はどうか?これははっきり言って麻雀知らないと楽しみようが無いでしょう。1話からいきなり「70附2飜で上がらないとダメだ」なんて、ルールと点数計算の仕組みがある程度頭に入ってないと、ね。
一方で面子の配牌は全然見せてくれなかったりするし、捨て牌も良く見えないし、ルール的な知識を要求する割には対局の進行状況がイマイチ良く分からないというのはちょっと中途半端だよね。たぶん1話は咲[ CV:植田佳奈 ]がいかに麻雀が強いのか、というところにフォーカスしているが故の展開だと思うんだけど。今後はおそらく、もう少し対局自体を楽しませてくれるような展開も入ってくるんじゃないかなと、勝手に予想。
そして主役の咲を演じる植田佳奈と言えば、声優の中でも麻雀好きで有名。キャスティングは全般としてその辺を考慮してのことなんだろうか?確かに、麻雀知ってるのと知らないのとでは、ことこの作品に関して言えば演技の幅に差が出る気がする。絵に関しては雀卓の上の絵は全部モデリングされた3DCGだから良いんだけど、キャラクターの方は作画という意味では少々不安がありそうなスタートでしたが果たして。俺としては「なかなか楽しめそうな作品だ」という印象です。
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