シャングリ・ラ(第1話)
早くからNewtypeがアニメ化を報じていたので注目度は相当に高かった。原作は小説、「アニメ化不可能」というキャッチフレーズも既に使われすぎてどこまでか?ということで、映像面でも注目していた。
ということで、まずは映像から触れてみる。うっそうと緑が覆い茂る東京の街並みとその後ろにそびえ立つ巨大なアトラス。近未来が舞台のはずなのに貧しさを感じる人々の暮らし。言葉による説明が無くても「シャングリ・ラの世界観はこうだよ!」というのを強烈に印象づけるインパクト。
同じ映像面のもう1つはキャラクター。正直な感想を言えば、さすがに原作イラストの雰囲気は表現できないか、という印象。アニメ化にあたって動かし安くするのはやむを得ないだろう。そんな中でも極力原作の雰囲気は保っていると思う。何より1話から國子[ CV:高橋美佳子 ]がよく動くこと。屋根を渡り歩いたり、ブーメランをかっこよく投げたり。これだけ躍動感あふれるやんちゃなキャラクター像を表現できていれば、今のデザインも十分うなずけるだろう。
炭素税、なんていう今の時代にはある種リアリティのあるキーワードが出てきて、しかも温暖化で東京は水没という設定。あまり説教臭いシナリオに組み立てられてしまうとちょっとゲンナリしてしまうので、ここは是非、國子という人物を中心とした明るいストーリーを期待したい。
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