夏のあらし!(第1話)
小林尽の原作を新房昭之+シャフトのお馴染みコンビがアニメ化。小林尽原作というと「スクラン」が有名ですが、マガジンを読んでる俺ですらアニメは全く見なかったほど、俺の趣味趣向とマッチしなかった作品。なので夏のあらしについても当然原作は読んだことないし、同じく新房監督+シャフトによるまりほりが少々消化不良だったこともあり、深く考えずに見始めた。
で、見始めてしばらくしてこの作品に対する印象はかなり変わった。「これ、すげー面白いんだけど。」というのが素直な感想です。設定が詳しく説明されることなく、状況を見て設定を理解しろ!というどちらかと言えば一方的な展開なんですが、その展開がテンポが良くて飽きさせない。どうやら時間を超える能力を持っている人が少なくともあらし[ CV:白石涼子 ](本名は嵐山小夜子なのね・・)とカヤ[ CV:名塚佳織 ]と2人いるようだ。そしてその2人は少なくとも別の時代から来たようだ。そんな状況が次々と頭に入ってくるから、「なるほど!」という理解、いわゆる「アハ体験」が次々とやってくる。これは快感ですよ。
そしてその説明のための展開にちゃんとストーリーとオチが付いているのがこれまた凄い。この1話を見ることで、主要な登場人物の趣味趣向や性格が大雑把ながら伝わるし、この先どんな展開が待っているのか?という期待感も持てるし、カメラワークや背景アイテムでのネタについてもそれほど多くなくて気にならない、むしろ楽しめるレベルだった。
そして忘れちゃいけないのは微妙にエロを感じさせるあらしでしょう。時々狙ってチラッと見えるおヘソがあらしのエロティシズムの象徴。そして何故か制服に着替える?謎の変身バンク。カヤも変身バンク?と思ったらこちらは1秒とたたずに変身完了(笑)。次回以降にお預けのようです。サブタイトルは70年代~80年代アイドルのヒット曲を使っているようですが、こちらはスタッフの趣味なのか?この作品の時代設定がその頃ってことなのかもしれません。
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