みなみけ おかえり(最終話)
▼何もない日常にある笑い
3rdシーズンにして初めて見た「みなみけ」だけど、さすがに3rdまで来るだけのことはある。ここまで面白い作品だとは思わなかった。1stと2ndも見ておくんだった。AT-Xで放送しないかな。みなみけの面白さはとにかく「日常」と「登場人物」の2つに尽きる。何て事の無い日常の風景や出来事をここまで面白おかしく、そしてヲタウケの良いネタに走るのではなくあくまで「普通の日常」の中にそれをはめ込んでいるところが素晴らしい。
▼初見でも理解できる笑いのツボ
みなみけ三姉妹についてはもう語る必要もなく、みなみけの日常の中心にいる。とりわけ夏奈[ CV:井上麻里奈 ]と千秋[ CV:茅原実里 ]の二人かな。そしてこの作品ではそこに留まることなく、その周りを固める登場人物もとにかく個性的。それも決してウケを狙うために設定されたという事情が丸見えということも無く、なるべくしてそういう人になったと思わせるくらいに説得力のある描き方。3rdシーズンは過去のシリーズにも増してこの周りの人物にフォーカスした話が多かったようで、初めて見る俺としてはその人となりを理解するだけで一苦労のはずなのに、登場から数十秒後には既に笑わずにはいられない展開に。
▼これは見るべき
3rdから見始めた俺が言うのもなんだけど、この作品は見逃すのはもったいない。仮に途中の話数から見始めてもストーリー自体は日常の切り取りだから連続性も薄いし、違和感なく入っていけるはず。それだけの説得力と純粋な面白さがこの作品にはあると思う。映像面では少々作画が残念な回が見受けられたけど、制作会社のレベルを考えると正直この程度で合格とするべきでしょう。それを差し引いて十分に見る価値ありです。いや~面白かった。
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