宇宙をかける少女(第21話)
野村祐一氏の脚本パワーをまざまざと見せつけられた。ここまでシリアス展開での盛り上がり度ではそれほど高くなかったソラかけ。「死」の扱いについては人それぞれ思うところはあるだろうけど、それをさしおいても今回のエピソードは今までのソラかけの中でもベストと言って良いくらい、密度が濃くて心に響く内容。
ハコに入れられた秋葉[ CV:MAKO ]は、かつて自分が嫌っていた「誰かの敷いたレールの上を歩くだけ」の無意味な存在になりかけていた。それを目覚めさせてくれたのはイモちゃん[ CV:野中藍 ]。イモちゃんが無事なのかどうかは分からない。そもそも人間じゃないんだから、もしかすると記憶チップをサルベージして、、、みたいな事が可能なのかもしれない。それでもこの出来事が秋葉の意志の確率、つまり自分の信念を持つきっかけになるに違いない。
それ以外にも見所がたくさんあった。つつじ[ CV:沢城みゆき ]の行方不明。(次回予告には登場していた気配なので、おそらく無事みたい。よかった。)高嶺[ CV:ゆかな ]とナミ[ CV:南里侑香 ]の戦い。どうやら高嶺は元に戻ったっぽいけど、ナミの方は地球に落ちるのか?「えにぐま」はどうやらネルヴァル[ CV:銀河万丈 ]の中にありそうだけど、えにぐまの無い「プロキシマの環」は何に使うのか?
20話感想の予想どおり無事だったナミの目覚めた場所。ここはもしかしてえにぐま?あってる?やっぱり!そしてハコの復旧パスワード。この文字数は・・・「宇宙をかける少女」じゃない?でしょ?やっぱり!という敢えて気づかせてストーリーに引き込む演出も多数。それでも宇宙をかける少女の意味はまだ分からないし謎は山積みなんだけど、今回はとにかく充実した気分。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント