アスラクライン(第7話)
過去と現在、そして現在と過去。時間軸が頻繁に入れ替わり、それぞれの時間軸でストーリーが進むことにより過去と現在がだんだんと繋がってくる。この演出を可能とするには筋のとおったストーリーとキャラクター、カメラワークやカット割りなどのテクニックによる時間軸の表現、なによりも見ている人の集中力を切らさない「面白さ」が欠かせない。時間軸を意識しながら見る必要はあったものの、徐々にストーリーが繋がっていく。朱浬[ CV:田中理恵 ]の過去が明らかになり現在に繋がっていくと同時に、智春[ CV:入野自由 ]と操緒[ CV:戸松遙 ]の過去も明らかになる。これは非常に質の高い内容だった。アスラクライン、だんだんと深みが増して面白くなってきてる。
一方で絵のクオリティにはちょっと注文をつけたい。特に飛行機の機内。他の乗客はおろか、乗務員すら全くいない。いくらなんでも作画の手を抜きすぎじゃないの?しかも飛行機の座席の間隔とか座席の大きさとキャラクターの大きさの比率とか、あまりにも適当すぎ。みんなファーストクラスに乗ってる設定ですか?しかも貸し切り?せっかくストーリーや演出の質が良かったんだから、もうちょっと何とかならないものか。キャラクターの作画については、頭身バランスは維持されていたものの、肝心の顔、特に正面を向いていないカットが大変な事態に。リリカルなのはの時もそうだったんだけど、動き(動画)は良いんだけどデザイン(原画)が崩れる傾向があるんだよな、セブンアークス&アークトゥールスの絵は。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント