ティアーズ・トゥ・ティアラ(第11話)
10話の感想で俺の期待したオクタヴィア[ CV:田中理恵 ]とリディア[ CV:沢城みゆき ]の真剣勝負。俺の望んだ感情のぶつかり合いの面があった反面、どうにも納得行かない面もあり。なにより二人の戦いの最中にカットインされる過去の絵。この演出はいかがなものだろうか。
この二人が友情を育んできた関係ということはよく分かった。よく分かったんだけど、戦闘中にカットインさせることであまりにも平凡なお涙頂戴展開になってしまった。あのシーンはリディアがオクタヴィアの剣に倒れたあと、オクタヴィアの回顧と共に使うべきじゃないのか?それによって、リディアとオクタヴィアの戦いにおける心の叫びが蘇り、この二人の避けられなかった運命の悲哀を感じられるというもの。もう少し見ている人の想像力を信じてくれても良いのに。
一方でオクタヴィアがリディアに対して抱きつつけてきた怒り。リディアが心の底で持っていたオクタヴィアへの友愛。感情をあらわにして戦う二人の奥底にある、いわば人間としての醜い性が正面からぶつかる戦い。短い時間ではあったけど、そんな二人の想いが凝縮された名シーンでもあった。何とも評価の難しい内容に仕上がってしまったな。
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