化物語(第1話)
シネスコサイズで始まる映画予告編風のアバンタイトル。カメラワーク、カット割り、背景、時間軸の曖昧さ。これら全てが新房監督作品であることを明示する。夏のあらし!で大人しくしていた反動?というわけではないだろうけど、この独特のストーリーの進め方がこの監督の大きな特徴。原作が小説と言うこともあり、この見せ方はアニメ制作スタッフのアイデアだ。
ちなみに原作は既に1話で登場したひたぎ[ CV:斎藤千和 ]、つばさ[ CV:堀江由衣 ]の名前を冠した「ひたぎクラブ」(上巻収録)、「つばさキャット」(下巻収録)など、おそらくその人物がストーリーの中心となりそうな章立てになっている模様。その原作をどこまでトレースするのかは分からないけど、1話を見ただけではストーリーの方向性はさっぱりです。
設定については最後の方でようやく化物語のタイトルの意味が分かるくらい。最初に書いたとおり、新房監督作品の場合は必ずしも時間軸通りにストーリーが流れないから、気を付けて集中して見ていないと頭がこんがらがってくる。今回はバナナで滑って落ちてきたひたぎ→翼と教室で→忍野[ CV:櫻井孝宏 ]の元へ、という一連の順番で良いようだ。
そんな断片しか分からない設定、公式サイトの登場人物紹介、そして制作スタッフ陣という点を考えると、これからいったいどんだけの物を見せてくれるのか。そんな期待を持たない方がムリ。
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