東京マグニチュード8.0(第1話)
今期のフジテレビはかなり気合い入ってます。NOISE枠の青い花に続いて、ノイタミナ枠の東京マグニチュード8.0もかなりの注目作と言って良いだろう。
まず最初に圧倒されるのはOPの背景。崩壊した東京の主要な街。実写とCGを上手く組み合わせてるんだろうか、とにかくあまりにリアルで「ホントに災害があったのか!?」と思わせる。「東京で大地震」という発想自体はパニックストーリーとしては目新しさは感じていなかったけど、アニメーションならではの映像技法をここまで上手く使ってくれるなら!と期待が高まる。
そんなこの作品の1話で感じたのはOPとはかなりおもむきの異なる感想。一言で言えば、主人公の未来[ CV:花村怜美 ]の性格のリアルさ。ちょうど中学生くらいってこんな感じだよね。周りの大人のやること全てが気に入らない。自分の思いどおりにいかない現実に苛立つ。まさに「反抗期」を地でいく未来の人間性はあまりに共感するところが多く、一方で昔の自分を見せられているようで少し腹立たしい気分にもなる。
1話のAパートだけでここまで魅せてくれるんだから、この大地震で未来がどんな成長を見せるのか?人は逆境に立たされたとき、どこまで変われるのか?未来は自分の弱さと家族への依存にどこで気づくのか?周りの大人がより一層醜く見えることになりそうなこの大災害で、未来の見せてくれるドラマが楽しみだ。
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