CANAAN(第1話)
待ってました!7月新番で俺が最も期待していた作品、CANAANです。この作品には期待するなと言う方がムリな要素が山のようにある。まず原作はWii用ゲームとして(一部のコアなゲーマーに)大ヒットしたチュンソフトの「428」。アニメ化にあたっては原作のボーナスシナリオを手がけた奈須きのこ氏を招へい。シリーズ構成と作画監督、そしてアニメーション制作にあたってはtrue tearsのスマッシュヒットが記憶に新しい岡田磨里氏と関口可奈味氏、そしてP.A.WORKS。もうこのラインナップを見ただけでワクワクしてきます。
1話はまだまだストーリーの入り口も入り口。中国が舞台、そこで暗躍する「五感を同時に感じる力」を持っているカナン[ CV:沢城みゆき ]。何故かその友人である駆け出しカメラマン大沢マリア[ CV:南條愛乃 ]。まずこの二人は大きな意味のある登場人物であることは間違えなさそう。それ以外にもたくさんの登場人物が出てきて、金と力を巡ってきな臭い争いが起こっているという事実はなんとなく理解した。
これだけたくさんの要素を1話に詰め込むと、見ている側は置いてけぼりで着いていけない事ような作品もある中で、「よく分からないけどとにかく惹きつけられる」見せ方。明らかに普通じゃないカナンの仕事と能力を始めとして、世界観の説明を敢えて隠しておくことでより一層興味がわく。高い質のシナリオを用意しているからこそ、できる演出でありシリーズ構成だと思う。
それにしても相変わらずと言って良いんだろうか。P.A.WORKSの原画+動画のクオリティは恐ろしい物がある。キャラクターの頭身バランス、登場人物が激しく動いているシーン、正面からじゃなくて斜めからのカット。どの絵でもまったく質の落ちない原画。そして背景にいる「その他大勢」の動き。true tearsでは関口氏から「テレビシリーズ向けの手の抜き方を知らない」とまで言われたP.A.WORKSですが、今回も良い意味で手抜きができてない。
ところで今回、TOKYO MXの局ロゴ表示が無かったんですが、一時的な物ですか?それとも入れ忘れ?なんでしょうか。無い分には全く困らないけども。
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