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07-GHOST:最終話(第25話)

▼最終話
あれ、25話でお終いか。もう1話あるかと思っていたのに。それにしてもココまで広げられた風呂敷がたたまれないまま終わるとは思わなかった。これって原作がまだ続いてるみたいだな。テイト[ CV:斎賀みつき ]の封印された記憶。ファーザー[ CV:木内秀信 ]から託された力。アヤナミ[ CV:速水奨 ]の成そうとする事。それでも最後はテイトとフラウ[ CV:諏訪部順一 ]のグッドエンドで一応はまとめたと言うべきなのか。

▼果たしてBLなのか否か
作品の前半ではテイトとミカゲ[ CV:浪川大輔 ]、そして後半ではそこにフラウとハクレン[ CV:福山潤 ]という存在が加わる。ここにアヤナミを加えた人物がストーリーの中心だった。イケメンの男ばっかりが出てくるので、自然と「やっぱりBL系、腐女子狙いの作品か?」という偏った見方をしてしまうのも事実。ときどきテイトがフラウにいじられてツンデレ化する演出については少々気になるけど、テイトという人間へのスポットの当て方はとっても良かったと思う。

▼平坦に見えるストーリー
正直な感想としては、最初から最後まで同じテンションのままストーリーが進んだ印象。テイトが常にハイテンションで熱いキャラとして描かれていた影響もあるのかも知れないけど、途中で少しお休みする暇もなく一気に駆け抜けた感じがする。それも実はテイトが感じていた不安、例えばミカゲと再会したもののいつ再び離ればなれになるのか分からない不安。ハクレンをミカゲの二の舞にしてしまうのではないかという不安。フラウに嫌われる事への不安。そんな同じ空気が常に漂っていたことが、同じような雰囲気を感じた理由なのかも知れない。これが意図的な物だとすれば、そういう方針で制作されたアニメということで理解するけど。

▼映像と音楽は文句なし
イケメンが大量に登場するんだから、エロゲ原作アニメと同様にキャラクターデザインと作画クオリティは大事!イケメンが作画のせいでブサメンになってたらその人物の存在意義に関わるからね(笑)。我が家の視聴環境ではアナログでしか見られなかった07-GHOSTだけど、動きの大きい作品だったにもかかわらず、キャラクターの作画クオリティは2クールとおして高いレベルで安定。OP曲の作品の雰囲気に合ったテンポの速い曲で気に入りました。あとは原作が溜まれば続編が制作されるんでしょうか?どうにもこのやりっ放し感は原作を読んでいない人を置き去りにしている感じがしてならない。

07-GHOST(@テレ玉:アナログ) / アニメーション制作:スタジオディーン

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