バスカッシュ!:最終話(第26話)
▼最終話
25話の感想から約1ヶ月開いてしまいました。レコーダトラブルにより最終話が録画されていなかったため、ネット配信を待つことに。さすがに1ヶ月経つと内容も忘れてるかな?と思ったんだけど、意外と覚えてた。ダン[ CV:下野紘 ]が伝説という前振りだったから、てっきりそれが既定路線だとばかり。まさかダンだけでなく、アイスマン[ CV:中村悠一 ]やルージュ[ CV:戸松遙 ]も含めて、全員で伝説とは。これは意表を突かれた。最後は月もアースダッシュも救われることにはなったけど、「伝説」の締め方としてはキレイにまとめたな、という印象。
▼ダンの性格
おそらくこの作品を楽しめるかどうかの最大のポイントは、ダンの性格を受け入れられるか否かじゃないだろうか。正直、少々暑苦しくて直線的すぎるダンの性格は、見てて鬱陶しいと感じることがあったのも確か。とは言え、ダンの直線的なところは実は自分に正直で、自分に嘘を付かないダンの良いところでもある。俺はイジイジするタイプの主人公は全面的にダメなんだけど、ダンみたいな正直な性格のヒーロータイプの主人公は意外と嫌いじゃないです。中盤以降は思慮深いところや、ルージュを守ろうとするちょっと可愛いところも見られたし、ダンの成長をじっくり見守ってきた俺としては、最終話でダンが大人になって独り立ちしてくれたような達成感を味わえた。
▼想像は膨らむが・・
一方でもう少し描いて欲しかったと思うのは、月とアースダッシュが救われた後のダンとルージュを始めとする人間関係。エンディングでそれぞれのキャラクターの選んだ道は分かったんだけど、ココ[ CV:花澤香菜 ]とダンが果たしてどうなったのか、ルージュの身体はもう大丈夫なの?ダンとアイスマンは月にいて、ルージュとココはアースダッシュにいるの?などなど。いろんな想像は巡らせられるんだけど、俺としてはもう少しはっきりとした終わらせ方をして欲しかったというのが正直なところか。
▼制作体制のゴタゴタを乗り越え
途中、大幅な制作スタッフの入れ替えという憂き目にあったバスカッシュ。その近辺ではもはや壊滅的な作画クオリティだったけれど、最後は持ち直した。日本人のセンスではなかなか思いつかないような街並みの風景と、奇抜なスタイルのメカデザイン。CG部分のクオリティという意味では他の作品にはない独特の雰囲気があって、「違う世界の物語」を存分に楽しませてくれた。音楽面でもエクリップスの楽曲はかなり俺の好みの曲が多くて、アルバムもしっかり買ってしまった(笑)。さすがにマクロスFほどの面白さは無かったけれど、河森正治、さすがだと思わせるクオリティだ。
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