刀語:新番組(第1話)
「化物語」の西尾維新原作の小説。となれば期待しないわけにはいかない。原作小説を読んだことはない。どうも活字メディアは苦手。
1話からとにかく圧倒される。何に圧倒されるかと言えば、その「言葉」の量だ。おそらくテレビアニメとして、ここまでの量の言葉、つまりセリフで構成された作品は前代未聞だと思う。化物語もとにかく言葉の量が凄くて、それが構成する独特の世界観に圧倒され、そして引き込まれていったけれど、それはこの刀語でも全く同じ事が言える。
そしてその圧倒的な言葉の力を見せつける登場人物が、七花[ CV:細谷佳正 ]ととがめ[ CV:田村ゆかり ]、そして七実[ CV:中原麻衣 ]と蝙蝠[ CV:鈴木千尋 ]の4人だけというのが凄い。これだけ狭い関係で物語りが進んでいるのに、1話から違和感なくこの刀語の世界観に入り込むことが出来た。
1話1時間、そして1ヶ月に1回の放送で全12話。集める刀も12本。おそらくは1話につき1本の刀を集めていく事になりそうだ。これだけのクオリティの作品を見せつけられると、1ヶ月でも待ってみようという気になる。七花ととがめという不思議な二人の関係がどう進展していくのかも楽しみだし、それぞれの刀事にしっかりとした物語が用意されていると思われる点も興味が沸く。2010年の12月まで、腰を据えて楽しみたい。
アニメーション制作は「ティアーズ・トゥ・ティアラ」でもその力量を見せてくれたWHITE FOX。独特の絵と色使いが新鮮。単純なように見えるこのキャラデザをアニメとしてクオリティを維持したまま動かすのは、なかなか大変そう。これからもこの調子で頼みますよ。
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