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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(第7話)

テクノロジーは失われても、人が長い年月をかけて築きあげてきた文化と風習は残り続ける。そして人の想いも同じように受け継がれていく。今まで「これだ!」というテーマがはっきりと見えていなかったソ・ラ・ノ・ヲ・トだけれど、今回でそれが明瞭になった気がする。

「戦争」がテーマになっていながら、これまで戦争がこの作品で重く描かれたことがなかった。それだけに、フィリシア[ CV:遠藤綾 ]の過去、ミネンランド戦線の記憶がそれを強く意識させた。そうだ、この世界では旧時代の戦争、そしてテクノロジーが失われた時代の戦争、2つの戦争があったんだ。地下鉄の駅に迷い込んだフィリシアが遭遇した、旧時代の戦争で死んだ兵士の亡骸。あまりにリアルなその作画に背筋がゾッとした。

果たしてこの2つの戦争は何故起こったのか。もしかすると、この作品中ではそれは明確に描かれないかもしれない。俺はそれもアリだと思う。この7話で感じたように、この作品の中心はやっぱり1121小隊の平和な日常だから。精一杯生きていくカナタ[ CV:金元寿子 ]たちの姿を見ていると、今回のような重いストーリーはかなりキツい。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(@テレビ東京:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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