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おおかみかくし(最終話:第12話)

▼最終話
ウサエルに夢中の[ CV:伊勢茉莉也 ]。ケーブルテレビの番組に出たくて仕方がない眠。番外編、特典映像と言っても良いようなこの12話の主役は眠。メインストーリーでのクールなイメージがあるからこそ、ギャップが凄すぎる。喫茶店で「シタビラメのムニエル」とか意味が分からん(笑)。BGMとか演出とかを本編そのままに使っているおかげで、ぶっ飛んだ内容に拍車がかかる。博士[ CV:小林ゆう ]も基本的にボロクソ言われてて笑った。面白かったから良しとするか。

▼ゲーム原作の割には
ゲーム原作のアニメ化の場合、どうしてもその膨大なシナリオを1クール、2クールの中に押し込めるので、テンポは良いんだけれど少々忙しい印象になることも多い。おおかみかくしもそんなテンポでの進行になるかな?と思っていたんだけれど、これが想像以上にゆったりした時間の流れ。というよりも、ストーリーのボリュームがそれほど多くなかったかな。嫦娥街とそこに住む嫦娥狼の存在。これがこの作品のコアとなる部分なんだけれど、俺の中では思ったほど盛り上がらなかった。昭和58年(1983年)という時代設定もあんまり生かされていない。つまんなくはないんだけれど、次回が楽しみになるようなワクワクする展開までは達していなかったな。

▼幼く見えるキャラデザ
博士はもちろんのこと、五十鈴[ CV:加藤英美里 ]かなめ[ CV:渕上舞 ]も高校1年生という設定にしては、少々幼い。ストーリーがホラーストーリーであり、恐怖という感情が常につきまとう展開だっただけに、ここはもう少しリアル路線でも良かったんじゃないか。PEACH-PITのデザインを大きく崩せないというのは分かるけれど、眠の抱えている嫦娥街のしきたりや神落としの残酷さというストーリーとのバランスは、やっぱり合ってなかったと思う。

▼見所のある映像演出
この作品の映像的な見所は、何気にEDかもしれない。狭い路地にカメラが入り、次々と現れる主要な登場人物。最後の角を曲がった先に待っていたのは、狩り人である眠。ストーリー序盤でも多用されたこの路地演出。ここには昭和53年という時代設定が見事に生かされていたと思う。あのスピード感と緊迫感は、アニメならではの上手い演出だ。作画・動画のクオリティについても、テレビシリーズとしては標準クオリティかな。デザインがどうしても俺好みじゃないので、評価が微妙になってしまうな。

おおかみかくし(@TBS:デジタル) / アニメーション制作:AIC

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