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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(最終話:第12話)

▼最終話
カナタ[ CV:金元寿子 ]が奏でる「アメイジング・グレイス」が、空に響き渡る。リオ[ CV:小林ゆう ]が1121小隊に、そしてカナタに託した大きな仕事が成し遂げられた瞬間。カナタがかつて聞いたイリアのトランペットの音がカナタに伝えたメッセージ、それがこの戦場となりかけた国境付近のローマ軍、ヘルベチア軍、両軍に届いたんだ。緊張の糸が切れたクレハ[ CV:喜多村英梨 ]の涙、ホプキンス[ CV:内田直哉 ]の恫喝にも屈しなかったノエル[ CV:悠木碧 ]、隊員を導いたフィリシア[ CV:遠藤綾 ]。みんな輝いていた。

▼アニメの「チカラ」や如何に
テレビ東京とアニプレックスが「アニメノチカラ第1弾」と銘打ってスタートさせたこの作品。果たしてそのチカラを存分に見せつけてくれたのか?たぶんこの作品を見た多くの人が思うであろう、的確な感想。「微妙」の二文字だと思う。映像、とくにヨーロッパを連想させる建物や街並み、背景とその空気感は見事。一方で、大量に用意されていた伏線をスルー、イマイチ盛り上がらないストーリーとイマイチ生かし切れていなかった登場人物。最終話では綺麗に昇華させたと思うんだけれど、そこに至るまでの内容は結構退屈なんだよな。伏線については敢えてスルー、つまり細かい設定はあくまで1121小隊を描ききるための小道具に過ぎなかったというとらえ方も出来るんだけれど、その割にはグイッと作品の世界観に引き込まれるほどの魅力を感じなかったかな。

▼戦争を描く
作中では、実際にカナタたち1121小隊が戦闘に巻き込まれるところまでは至らず。それでもこの作品のテーマは戦争だと思うし、戦争を生きてきた人々が力強く生きていこうとする様、一方でホプキンスのように戦場でしか生きていけなくなった軍人。確かにストーリーはそれほど盛り上がらなかったけれど、この作品の世界でも、やっぱり色々な人が生きていて、そして日々生活をしているんだな。そんな生活感はリアルに伝わってくる。もしかすると、その辺がリアルすぎてとまどったのかもしれない。Blu-rayには未放送のエピソードが2話収録されるとのこと。どんな内容なのか非常に興味はある。有料配信してくれないかな。

▼美しい映像
A-1 Pictures制作。流石に映像は美しいの一言。前述のとおり、カナタたちが暮らしている時告げ峠の風景は、スペインの城壁都市クエンカとアラルコン要塞なる実在の都市をロケハンしてデザインしただけあって、その圧倒的な世界観に包み込まれるようなリアリティ。キャラクターについては色使いが少々単調だった気はするものの、表情の付け方とかちょっと大げさだけど分かりやすい感情表現とか、アニメのセオリーを上手く使って表現。ちょっとばかりストーリーが着いてこなかったのが残念だけれど、このクオリティは文句なし。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(@テレビ東京:デジタル) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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