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テガミバチ(最終話:第25話)

▼最終話
ゴーシュ[ CV:福山潤 ]だ!ラグ[ CV:沢城みゆき ]の手から手紙を奪っていった銀髪の男。誰の目から見ても間違えない。ゴーシュその人だ。ゴーシュが精霊になれなかった者[ CV:遊佐浩二 ]と話していた、シルベット[ CV:水樹奈々 ]の足が治らない理由って何だろうか。ゴーシュのディンゴを名乗ったロダ[ CV:堀江由衣 ]は何物なんだ。リバースの存在といい、せっかくゴーシュと再会できたはずのラグの目に映る残酷な現実。これが心弾を打ち尽くした結果なのか?それともゴーシュの意志なのか。数多くの絶望的状況を残して、物語は第2期へ。

▼泣けるストーリー
とにもかくにも、テガミバチの魅力はやっぱりその泣けるストーリー。ハートフルという言葉を越えて、ラグのまっすぐな気持ちとそれに励まされる多くの人たち。時には正解のない選択を迫られても、ゴーシュの存在に支えられて自分の信念を貫き通すラグ。そんな泣き虫ラグの涙無しに、テガミバチのストーリーは成立しない。それを支えたのは間違えなく沢城みゆきの演技力だ。ラグは単に泣き虫だけど心はとっても強い。その強い心に抱いた気持ちを泣きながら言葉にする。ラグの言葉が胸に詰まるのは、そんな強さと悲しさの両方が伝わってくるから。放送中に声優アワード2010の大賞受賞が発表されたけれど、このラグを見ているとそれも至極当然、納得の受賞と思えてくる。

▼素晴らしい楽曲
まずはなんと言ってもOPとED。特に2クール目からのED、Angeloの光の記憶。切ないメロディラインとボーカル・キリトの声。Bパートから切れ目なく始まるこのEDは、かなりの破壊力。作中のBGMについても、とにかく悲しいシーンが多いだけにしんみりとした落ち着いた曲が多い。その場の雰囲気にピッタリな曲が多くて、こみ上げてくるようなラグの悲しみと悲壮感を伝えるような、そんなイメージ。基本的にアニメの場合はBGMが目立つ事がそれほど良いことではないと思うんだけれど、その場の空気に何の違和感もなく溶け込んでいるにも関わらず、ストーリーと同時に浮かび上がってくる存在。この作品の劇中曲にはそんな印象を持った。

▼テレビアニメとして文句なしの作画
ビーの制服はもちろんのこと、夜の場面が多く、ビーの制服も青と黒。画面から伝わってくる色使いで、既にこの世界に漂っている陰鬱とした空気を感じる。作画のクオリティについても文句なしのレベルであるのはもちろんのこと、これだけダークな雰囲気を感じさせる世界観の中で、ラグの感情が躍動する様子を表現できるのは、老舗スタジオのなせる技か。結局、鎧虫の3DCGは最後まで違和感が残ってしまったけれどね。EDで第2期の絵が一部公開されていたから、既に2期の制作も始まっているんだろう。この調子で頼みますよ。

テガミバチ(@テレビ東京:デジタル) / アニメーション制作:studioぴえろ

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