薄桜鬼(第2話)
1話に引き続き、やっぱり面白いな。原作は「女性向け恋愛シミュレーション」だそうだ。それでもこのアニメに関しては、男が見ても十分楽しめると思う。その大きな要因はやっぱりキャラクターだ。
イケメン勢揃いの新撰組のビジュアル面については、特にこれと言って男がときめく要因はない。面白いと思うのはその中身だ。腕を負傷したことで殻に閉じこもりつつあった山南[ CV:飛田展男 ]と、その山南を気にかける土方[ CV:三木眞一郎 ]。千鶴[ CV:桑島法子 ]の心の強さを見抜いた斎藤[ CV:鳥海浩輔 ]。
単に「攻略されるだけのイケメンキャラ」じゃなくて、ちゃんとこの作品の世界観に生きていて、「自分」というキャラクター性を確立している。これはいわゆる「男性向け恋愛シミュレーション」でも同じなんだけれど、キャラクターが生き生きしている作品って、たぶん男も女も関係なく楽しめるんだと思う。この作品はその典型だな。
覚悟をもって新撰組の「本当の姿」に部分に近づきつつある千鶴だけど、たぶんまだまだ甘いんだろうな。これから、自分の行動や言葉が人の生死に繋がるような、そんな大きな場面に出くわしていくこともあると思う。人間として、千鶴がこの世界でどう生きることを選ぶのか。その行く末が楽しみだ。
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