Angel Beats!(新番組:第1話)
今期最大の注目作品。麻枝准の手がけるアニメオリジナル作品、さらにその制作をP.A.WORKSが手がけるとなれば、注目しないわけにはいかない。そんな注目作の1話はどうだったか。
今のところ、1話ではまだ俺の期待を越えるような壮大なストーリーや人間ドラマを予感させる展開は無かった。1話は世界観の説明と登場人物の紹介に使われていた感はあるので、これはやむなしか。場面の展開の仕方、ゆり[ CV:櫻井浩美 ]や音無[ CV:神谷浩史 ]のセリフ回しなど、随所のADVゲームの雰囲気を色濃く感じる。絵の動き、画面から伝わる情報もさることながら、言葉でストーリーを進めようとしている。たぶんセリフの量もかなり多い方だったと思う。
学園の雰囲気やゆりのキャラクター性、そして「死んだ世界戦線(SSS)」にハルヒの面影を感じるのは、おそらく俺だけじゃないはず。実際の世界観とかは全く違うんだけどね。ただ、少なくとも「死後の世界」と聞いてイメージするものとは、180度逆のベクトル。あまりにも普通に見える学園生活。「世界を支配する」と良いながら、たかが食券1枚を獲得するために大仕掛け。このギャップと違和感が、1話の内容を強く印象づける結果になった。
今後は麻枝准の十八番、「泣き」のストーリーが予想されるだけに、やっぱりこのギャップと違和感がやがて悲壮感や無力感に繋がっていくんだろうか。とにもかくにも目が離せない作品だ。
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