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今期(3月終了アニメ)を評価してみないかい?8

本エントリーはピッコロさん主催の企画に賛同し、2010年3月に最終回を向かえた作品の評点を投稿するものです。各作品のタイトルは本ブログの各作品最終回の感想にリンクしています。コメントは当該エントリーからの抜粋となります。今期は凄く良い!と思った満点作品と微妙な作品とがくっきり分かれたような印象。

とある科学の超電磁砲<レールガン>[30点]
ストーリー 5点
キャラクター性 5点
5点
演出 5点
音楽 5点
総合的な評価 5点
コメント    この作品の魅力、なんと言ってもそのストーリー。スピード感はもちろんのこと、1つの事件の上にまた次の事件が。1つの出来事が解決したと思えば、その根底にはさらに深い思惑が。起きることの全てに理由があって、そしてそれが繋がっている。ストーリーの積み上げによる世界観の構築が出来ているかどうか、これはフィクションにおける面白さの大きなポイントの1つになる。レールガンはその組み立てが実に見事というほかない。(全文はこちら。)

君に届け[30点]
ストーリー 5点
キャラクター性 5点
5点
演出 5点
音楽 5点
総合的な評価 5点
コメント    原作が少女マンガだし、絵柄も含めて基本は女の子向け?というイメージで見始めたんだけれど、実際はまったくそんな事は無かった。爽子の気持ちに感情移入してもよし、風早の視点から爽子の気持ちを探って一喜一憂するのもよし。さらに、爽子の恋を応援したい!見届けたい!という気持ちで見ることができるのが、この作品の面白さだと思う。(全文はこちら。)

テガミバチ[26点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
5点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 4点
コメント    とにもかくにも、テガミバチの魅力はやっぱりその泣けるストーリー。ハートフルという言葉を越えて、ラグのまっすぐな気持ちとそれに励まされる多くの人たち。時には正解のない選択を迫られても、ゴーシュの存在に支えられて自分の信念を貫き通すラグ。そんな泣き虫ラグの涙無しに、テガミバチのストーリーは成立しない。それを支えたのは間違えなく沢城みゆきの演技力だ。ラグは単に泣き虫だけど心はとっても強い。その強い心に抱いた気持ちを泣きながら言葉にする。ラグの言葉が胸に詰まるのは、そんな強さと悲しさの両方が伝わってくるから。(全文はこちら。)

キディ・ガーランド[20点]
ストーリー 3点
キャラクター性 4点
3点
演出 4点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    「笑い」の要素を過分に含むアニメの場合、基本的に序盤は笑いで注目を集めておきつつ後半への伏線を張り、後半ではシリアスorハートフルなストーリーを展開させる事が多い。この作品は、最初の6話くらいまでとにかくおふざけ中心の内容で、そこからシリアス→笑い→シリアス・・と上手く切り替えながら最終話まで持ってきた。これが功を奏したと思う。(全文はこちら。)

ちゅーぶら!![18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    1話を見て俺が感じた内容と方向性が、ほぼ最終話まで継続したかな。R15で下着をテーマにしていながらも、ストーリーはちゃんと骨のある内容だった。登場人物もパンツを見せるためだけのキャラではなくて、中学生という多感で微妙な年齢を反映して、それぞれに大人っぽい一面もあれば子供っぽい所もあったり。喜怒哀楽という言葉がまさにピッタリじゃないだろうか。(全文はこちら。)

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト[25点]
ストーリー 3点
キャラクター性 4点
5点
演出 5点
音楽 4点
総合的な評価 4点
コメント    作中では、実際にカナタたち1121小隊が戦闘に巻き込まれるところまでは至らず。それでもこの作品のテーマは戦争だと思うし、戦争を生きてきた人々が力強く生きていこうとする様、一方でホプキンスのように戦場でしか生きていけなくなった軍人。確かにストーリーはそれほど盛り上がらなかったけれど、この作品の世界でも、やっぱり色々な人が生きていて、そして日々生活をしているんだな。そんな生活感はリアルに伝わってくる。(全文はこちら。)

れでぃ×ばと![18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    フィクションとして思う存分楽しめるこの設定、そして大量のサービスカット。さらにはこれでもか!というまでのお約束とご都合主義な展開。この辺は既にラブコメパッケージとして確立された路線。可もなく不可もなく、力まず緩まず。このジャンルが楽しめる人であれば、普通に最後までそこそこ楽しめた出来だったんじゃないでしょうか。(全文はこちら。)

おまもりひまり[19点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 4点
総合的な評価 3点
コメント    ストーリーについては、凛子目線で見るようにしてからそれなりに楽しめた。BGMを後から付けた「あやかしサウンドシステム」については、時々ハッとするようなシーンがあり、結構良かったんじゃない?逆に普通のアニメの作曲家、演出家の力量を改めて感じるきっかけにもなったかな。事前に作られたBGMを場面に合うように、効果的に使うのは相当に難しいだろうな。映像面ではSDアプコンでクオリティも普通。ただ、戦闘シーンでの作画は相当に気合い入ってます。(全文はこちら。)

バカとテストと召喚獣[25点]
ストーリー 3点
キャラクター性 5点
5点
演出 5点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    ストーリーというモノはあって無いような作品だと思う。結構無茶苦茶な設定の学園生活で起こる出来事を、一から十まで「こいつら、バカだなw」と笑って突っ込めるところが、この作品の良いところ。最初から最後まで、基本的にシリアス路線とは決別し、ひたすら笑いを追求した方向に振ってあるところは、1にも2にも好感が持てる。(全文はこちら。)

ダンスインザヴァンパイアバンド[14点]
ストーリー 2点
キャラクター性 3点
2点
演出 2点
音楽 3点
総合的な評価 2点
コメント    目や表情を舐めるような視点移動。そこには何か、登場人物の真意や隠そうとしている気持ちが見えてくるんじゃないか。そんな深読みをしたくなるような、巧みな映像効果は、この作品の面白さの1つだ。これがやり過ぎると逆に押しつけがましくなって、みてて飽きてくるんだけれど、そのダメ領域に達することなく、適度なわかりやすさと適度なわかりにくさが入り交じっていた。(全文はこちら。)

ひだまりスケッチ×☆☆☆[26点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
4点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 5点
コメント    ゆのたちが1年生の時のストーリー、そして2年生になってからのストーリー。これが絶妙に交錯するストーリー展開が3rdシーズンの大きな特徴だったと思う。「そういえばこんな話があったね」的なセリフから、Bパートはそのときのエピソードが描かれたり。このザッピングが良い意味でメリハリになった。(全文はこちら。)

おおかみかくし[18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    ゲーム原作のアニメ化の場合、どうしてもその膨大なシナリオを1クール、2クールの中に押し込めるので、テンポは良いんだけれど少々忙しい印象になることも多い。おおかみかくしもそんなテンポでの進行になるかな?と思っていたんだけれど、これが想像以上にゆったりした時間の流れ。というよりも、ストーリーのボリュームがそれほど多くなかったかな。嫦娥街とそこに住む嫦娥狼の存在。これがこの作品のコアとなる部分なんだけれど、俺の中では思ったほど盛り上がらなかった。(全文はこちら。)

はなまる幼稚園[23点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
4点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    杏、柊、小梅。とにかくこの3人の可愛さが全てと言っても過言ではない。中でも俺はやっぱり杏、そして小梅の2人だ。杏の可愛さはとにかくつっちー一筋なところ。何を言われてもとにかくポジティブシンキング!つっちーが自分を好きだと信じて疑わないその愛らしさが魅力。一方の小梅は、とにかくピュアで将来の夢を聞かれると、色々ありすぎて泣き出しちゃうくらいにピュア。この二人をだっこしてるつっちーが羨ましい・・。(全文はこちら。)

のだめカンタービレ フィナーレ[28点]
ストーリー 5点
キャラクター性 5点
4点
演出 4点
音楽 5点
総合的な評価 5点
コメント    テレビドラマ化され、そして映画化までされているこの作品。俺にとってのだめの魅力は、やっぱりストーリー。音楽(特にクラシック、ピアノ等々)については全く知識がないけれど、のだめの世界の音楽にはあっという間に引き込まれてしまう。元々は音のでないマンガ原作だから、アニメ化するにあたっては最も演出に気を遣っている部分だと思う。(全文はこちら。)

クロスゲーム[30点]
ストーリー 5点
キャラクター性 5点
5点
演出 5点
音楽 5点
総合的な評価 5点
コメント    ストーリーの中心は野球と恋愛。だけどやっぱり俺の中では後者をイチオシしておきたい。光はまだ若葉のことが好きなんだろうか?青葉は光の事を好きっぽいけど、どうなの?そんなもどかしい二人の関係が、一歩進んだように見えてはまた少し戻る。何度も言っているけれど、やっぱりお互いの言葉や態度という微妙な距離感を巧みな演出で表現しているところが、この作品の素晴らしいところだ。(全文はこちら。)

こばと。[28点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
5点
演出 4点
音楽 5点
総合的な評価 5点
コメント    藤本にとっては長い長い年月を経て、そして再びいるべき場所へもどってきた小鳩。藤本の演奏に、小鳩の記憶が蘇る前からこっちが泣きそうだよ。原作はまだNewtypeに連載中なので、このストーリーはアニメだけのオリジナル。それでも、CLAMPの用意した極上の登場人物と、そして世界観を描ききった。愛を語らうこともなく、キスをするわけでもない。それでもこの作品は、究極のラブストーリー。(全文はこちら。)

戦う司書[19点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 4点
総合的な評価 3点
コメント    最初、バントーラvs神溺教団の戦い、つまりは正義の戦いがテーマだと思っていた。だけどそれが違うのはすぐに分かった。じゃあ何がテーマなのか?それに気づくのがかなり遅れたのも、ストーリーの理解度を下げた理由かもしれない。この作品は、この作品の世界で生きる多くの人の「何かを、誰かを思う気持ち」こそが、最大のテーマだったんじゃないだろうか。(全文はこちら。)

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