Angel Beats!(第12話)
ゆり[ CV:櫻井浩美 ]の回想。1回目は普通の学生生活を送っている自分。そして2回目は妹や弟たち。大泣きするゆりの顔をみていたら、俺も同じ言葉をかけてあげたくなった―。もう十分だよ、ゆりっぺは頑張った、って。もうゆりには思い残すことは無いはず。そしてそのままEDに突入。思わせぶりな演出からのED開け、ゆりは保健室のベッドで目を覚ましていた。
あぁそういうことだ。ゆりが何で消えなかったのか、ベッドを心配そうにのぞき込む音無[ CV:神谷浩史 ]やかなで[ CV:花澤香菜 ](ようやくEDテロップが天使→かなでに。ひらがななのね。)たちを見て納得した。SSSのメンバーを守る。SSSの最後のメンバーを見送るまで、自分が消えるわけにはいかない。おそらくゆりがこの世界に残っている理由だ。
最終話を前にして、SSSのメンバーの残りは少ない。NPCの暴走は止められたが、かなりの数のNPCがいなくなったはず。永遠に続く愛のない世界。そんなところで本当にゆりや音無、そしてかなでが「消える」ことができるんだろうか。この作品の場合、どうしても出会いがない状況で次々と別れがやってくるところが辛い。時折、この世界でこの関係のままで、永遠に時間が続くのも良いんじゃないかと思ってしまう時がある。でも、たぶんそれはダメなんだよな。そのやるせない気持ち、どんな風に昇華してくれるのか。
ストーリーも盛り上がるが、相変わらず作画も絶好調。今回、特に凄いと思ったのはギルドでかなでがNPCに突撃(爆撃)するシーン。コマ送りしてみると、「そこまでちゃんと書かなくても!」というぐらい、真面目に書き込んである。これぞP.A.WORKSの真骨頂。
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