RAINBOW 二舎六房の七人(第12話)
マリオ[ CV:小栗旬 ]の試合を見ることなく、石原[ CV:石井康嗣 ]との決着をつけるため、土砂降りの雨の中に出ていったアンチャン[ CV:小山力也 ]。もうこの瞬間から嫌な予感はそこら中に漂っていた。不穏な空気が充満していた。
そんな状態だったから、むしろアンチャンが腹を刺されたものの、致命傷には至っていないことが救いなんじゃないか。警察がアンチャンの身柄を保護してくれれば、ちゃんと治療を受けることができれば、あるいは―。そんな一縷の望みが見えた瞬間、次々と打ち込まれる銃弾。仲間のため、石原や佐々木[ CV:土師孝也 ]に自分の正義を貫き通したアンチャン。それがこんなところで・・・。
前半1クール最大のヤマ場を迎えた。しかもアンチャンを死に追いやった張本人とも言える石原は、ヒロポン(=覚醒剤)漬けの廃人と化していて、明らかに殺す勝ちすらない。マリオはそれを感じているはず。石原が敵意むき出して向かってくれば、マリオも躊躇無く石原を殺していたに違いない。マリオのやりきれない気持ち、ぶつける先を失った怒り。この理不尽さを乗り越えなければならない。それを教えてくれているのは、節子[ CV:貫地谷しほり ]だと思う。この人は本当に強い。
RAINBOW 二舎六房の七人(@日テレ) / アニメーション制作:マッドハウス
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