学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(第4話)
まさか4話にして早くも総集編かと思わせるAパートの内容。物語の流れとしては、孝[ CV:諏訪部順一 ]が改めて起こった出来事を整理しようと、冷静にいようと努めているまさにその心境を映したかのよう。そう考えておくことにする。ストーリーの進行速度がここに来てグッと遅くなったところに、もどかしさと続きが気になる高揚感が入り交じった不思議な気分。
そんな孝の心境をあざ笑うかのように、麗[ CV:井上麻里奈 ]とはちょっとした、ホントに些細な一言で口論に。この状況、むしろそれが自然だと思うよ。こんな状況は体験したことないけれど、人間はやっぱ極限状態に置かれるととてもじゃないけど、他人を気遣う事なんて出来なくなる。言葉の端々をとらえて揚げ足を取ってみる。そうして誰かを責めていないと、心が落ち着かない。
ゴーストタウンと化した街にやってきて、落ち着いて警官の銃から実弾を抜いてきた麗。かと思えば、ワザと孝を煽るような言葉を浴びせて、溜まっているイライラを解消しようとする麗。1話の時からそうなんだけど、この麗の裏表の激しい性格と時に感情を抑えきれなくなる沸点の低さ。何とも危なっかしいこの麗を、未だに永[ CV:宮野真守 ]にコンプレックスを抱き続ける孝が、守りきれるんだろうか。
ガソリンスタンドで麗に襲いかかってきたあの男(CV:三宅健太だけどテロップ無し。)、むしろあの男の行動と精神状況こそが、この場では正常に思えてしまう。
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