伝説の勇者の伝説(第8話)
エスタブールとローランドの戦い。表向きはエスタブールの反乱ながら、実体としてはローランドの自作自演。シオン[ CV:小野大輔 ]はその事実を知っていて、さらにそれを首謀したのがミラン[ CV:諏訪部順一 ]であることも知りながら、戦いが起こること自体を決して止めようとはしない。
これがシオンの本当の意志なのか?必要な戦いだと自分に必死に言い聞かせ、少しでも命を救うという偽善的な意志からクラウ[ CV:今丸岡篤 ]をノア[ CV:高橋美佳子 ]率いる反乱軍にぶつけた。どうにも俺にはシオンが無理矢理に"非情な王"を演じようとしているように見えてしまう。自分の中にある甘さを排除しなくてはという気持ちばかりが先走って、本来のシオンの意志で動けていない。まだしばらくは、シオンはそのギャップに苦しみ続ける事になりそうだ。
事態がかなり緊迫していたので、基本的にライナ[ CV:福山潤 ]とフェリス[ CV:高垣彩陽 ]は団子以外に出番無し。この二人に流れる安穏とした空気に対して、シオンがまとう重苦しい空気。この2つのコントラストが何とも皮肉な印象を与える。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント