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ぬらりひょんの孫(第8話)

牛鬼[ CV:中田譲治 ]が語る梅若丸[ CV:喜多村英梨・國立幸 ]という青年の物語。それが牛鬼自身の過去であることは明らかだった。ぬらりひょん[ CV:遊佐浩二 ]との出会いと、ぬらりひょんに仕えることとなった理由が明かされた。

父親、そして母親との別れ。若くして人を信じて生きる事が出来なくなってしまった牛鬼の境遇。とは言え、それが何故リクオ[ CV:福山潤 ]を殺して自分も死ぬ、という愚かな選択に繋がってしまったのか?その理由が明かされる事はなかった。リクオと牛鬼の戦いの行方も気になるし、自らに牙を剥いた牛鬼に対してリクオはどんな選択をするのか?当然ながら、そこには牛鬼が出会ったぬらりひょんの姿を重ねてみてしまう。

今回のエピソードに限らず、基本的には原作どおりのストーリー展開だと思うんだけど、そこは流石の西村純二。人間ドラマの物語について言えば、この人の脚本はとにかくクオリティが高い。単純に牛鬼に同情させるだけの物語ではなく、「なんで牛鬼という妖怪が生まれてしまったのか?」という根本的な命題を意識させる数々の場面。正義とも言えず悪とも言い切れず。牛鬼の置かれた複雑な境遇を追体験しているような感覚。

ぬらりひょんの孫(@TOKYO MX) / アニメーション制作:スタジオディーン

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