伝説の勇者の伝説(第11話)
ライナ[ CV:福山潤 ]はアルア[ CV:矢島晶子 ]を救えた、と言えるんだろうか。確かにアルアの命を助けることは出来た。しかし、アルアの心には結局大きな傷が残ってしまう。ライナにはアルアが自分のアルファスティグマを理由に両親が殺された、という深い傷と憎しみが残ることが分かっていた。ライナのどこへも向けられない激しい怒り。言葉がない。
シオン[ CV:小野大輔 ]はおそらく、そんなライナが抱き続けている気持ちを誰よりも(キファ[ CV:大浦冬華 ]と同じくらい)理解しているはず。だからこそ、今やらなければならないのは腐敗貴族の粛正。アルアの両親を殺したチェゾ[ CV:吉開清人 ]を見ていると、気分が悪くなってくる。それだけ典型的な悪がこの世界には蔓延している。
そんな世界の重苦しさとは無縁な笑顔を見せるミルク[ CV:藤田咲 ]。単なる脳天気なねーちゃんと思っていたけれど、これだけストーリーが重くなると、今の世界には彼女のような笑顔が最も必要なものなんだ、ということに気づかされる。
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