黒執事Ⅱ(第11話)
ハンナ[ CV:平野綾 ]がアロイス[ CV:水樹奈々 ]に語る愛は、真実の愛なのか、それとも悪魔のささやきなのか。シエル[ CV:坂本真綾 ]の魂を手に入れるため、アロイスを利用し、そして殺したことを隠そうとしないクロード[ CV:櫻井孝宏 ]。その現実から目を背けたくて、そしてルカ[ CV:井上麻里奈 ]の魂に惹かれ、アロイスはハンナとの契約を選択したようだ。
1期でもそうだったけれど、クロードやハンナ、そしてセバスチャン[ CV:小野大輔 ]たち悪魔は、一見すると主に対して契約以上の親愛を抱いているようにも見えてしまう。だから、ルカの魂を喰っているという時点で、ハンナがアロイスに対して本当の愛を捧げようとしているようにも思える。しかしそれは大きな誤り。結局こいつらは契約が全て、魂を手に入れるという目的が全て。それゆえの悪魔。そんな薄汚い面を理解しているからこそ、ただただ愛を求め続けていたアロイスの寂しさは悲運としか言いようがない。
そのアロイスに身体を乗っ取られたが故、シエルも自らの記憶、女王と天使との壮絶な戦いの記憶を覚醒させた。最後まで自分のプライドを捨ててまで愛にすがりつき、ハンナを求めたアロイス。一方で自らの魂を喰えとセバスチャンに向けて堂々と宣言してみせるシエル。やはり本当の貴族の器は一回りも二回りも大きい。改めてシエルの強さを感じた。
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