みつどもえ(最終話:第13話)
▼最終話
最終話と言いつつも、基本はいつもと同じです。それでも、最後の最後はやっぱりちょっといい話で締めてきたな。三つ子といえど、そこはお姉ちゃんの自覚がありそうなみつば[ CV:高垣彩陽 ]。ふたば[ CV:明坂聡美 ]はその気遣いに当然のように気づかなくても、ひとは[ CV:戸松遙 ]にはバレバレ。とは言え、ふたばの無邪気さのおかげで、当日も細かいことを気にせず3人+草次郎(父)[ CV:天田益男 ]で遊園地に行くことが出来たので、結果オーライですかね。壮大なオチはクレジットバックに待っていましたが。
そして最終話になっても相変わらず不幸な矢部っち[ CV:下野紘 ]。矢部っちの部屋、「ひとはの回」はある意味で期待通りに何も語られることなく終了。家庭訪問に丸井家を訪れれば、ひとはのおそらく半分意図的なスルーによりフルボッコ。最終話ともなれば、少しは栗山っち[ CV:斉藤桃子 ]との絡みというご褒美があるかと思ったけれど、一切無し(笑)。まぁこれは1月からの2期にお預けということで。最後まで良い意味で騒々しいまま1期は終了です。
▼エロく無い下ネタ
ふたばのおっぱい好きもあり、最初は下ネタ中心の作品なのかな?と思っていたんだけど、どうやらその考えは改めなければならないみたい。みつばのプリントパンツだったり、ひとはのピンクに輝くエロ本だったり、"69"と書かれたどこで売っているのか想像も付かないキャップを常備している千葉[ CV:山本和臣 ]だったり。作品全体にちりばめられたこの下ネタの使いどころが実にしょーもない(笑)。キャラクターデザインにそれほどエロさを感じないところも含めて、良い具合に下ネタを活用して笑いにつなげている。少年誌連載ということもあるけれど、同じく下ネタを武器にする「生徒会役員共」と比べると、笑いのセンスはこちらの方が圧倒的に上だ。
▼三つ子のお気に入りは?
みつば、ふたば、そしてひとは。俺は断然"ひとは"だったかな。いつも言葉足らずで事態をおかしな方向に誘導してしまうちょっとビビリなひとは。戸松遙とのCVのマッチングも最高。そのくせ動物が好きだったり、ガチレンジャーに夢中だったりと、3人の中では一番手に負えそうな距離感が良かったのかも(笑)。ふたばの腕力・・・もとい暴力には身体がいくつあっても足りなさそうだし、みつばの場合は真性のドSなのでタチが悪い。そう言えばひとはが最終話で貯金を放出して購入していたガチレンジャーの超合金、のアナログ版。パンチが飛ぶならともかく、顔が飛ぶというセンスはおそらくひとはにしか理解できない。
▼明るい雰囲気の作画
原作は未読だけれど、おそらく原作の持っている雰囲気を再現するに十分なクオリティだったんじゃないだろうか?3.5頭身を基本とする笑い中心のキャラデザにおいては、キャラクターのクオリティがそれほど損なわれることも無いと思うしね。大げさに崩した怒りや笑い、泣きの表情も文句なし。そしてみつばのお腹のぷよぷよ感の表現もこれまた文句なし!色使いも明るい色が中心で、月曜から始まる1週間に向けてのエネルギーを充電するのに最適。2期は全部で8話しかないらしいですが、再びこの三つ子が大暴れしてくれる日が楽しみになる映像だった。
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