学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(第10話)
高城邸でふたたび合流した孝[ CV:諏訪部順一 ]たち。もちろん、ここがゴールであるはずがないとは思っていた。こうも早くに不協和音が聞こえてくることになるとは。確かにここには"奴ら"は来ない。しかしそれ以上に、ここには高城壮一郎[ CV:中田譲治 ]という絶対的な力があった。自分たちの力で生き抜いてきた孝たちにとって、その意義を否定するようなこの独裁者の住まうコミュニティは、明らかに居心地の良い場所ではない。
この異様なコミュニティこそ、この作品の端々からにじみ出てくる人間の感情の最も愚劣な部分の一つ。分かっていても、人は生きるために自我を捨て、集団に属し、同じ人間であっても異質な物として排除しようとする。最初に居心地の悪さを感じたのは平野[ CV:檜山修之 ]だったんだろうか。沙耶[ CV:喜多村英梨 ]は当然、こうなることをある程度予見はしていたはず。
おそらく今、孝がこの場を去るという決断をすれば、沙耶はもちろんのこと、麗[ CV:井上麻里奈 ]、冴子[ CV:沢城みゆき ]といった女の子たちは、間違えなく孝に付いていくはず。そして最後に現れた紫藤[ CV:谷山紀章 ]・・。生きてやがったのか。これでもう、この場所に留まる理由は無くなったんじゃないだろうか。
ところで、この高城邸では冴子vs麗の修羅場が見られるかと思ったんだけれど、麗が(マッパで)寝込んだまま動けないもんだから、残念ながらそれはお預けに。それでも孝と冴子の様子を見ていると、一応キスまで?という雰囲気なんだけど。どうだろう。
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