バクマン。（新番組：第1話）

これは面白い！原作未読で1話を見た素直な感想です。大場つぐみ＋小畑健による現代版「まんが道」。デスノートのインパクトがものすごかっただけに、いったいどんな作品なんだろうと思っていたけれど、これは1話から魅力十分。

まずOPからやられました。まさかNHKのアニメでそうくるとは。ついつい「あれ、予約間違った？」と思って録画タイトルを確認してしまった。どっかで見た画風だと思ったら、EDテロップで「作画：大場つぐみ」の文字が。ますます大場つぐみ＝ガモウヒロシ説が加速したんじゃないかと思えるくらい、ラッキーマンな雰囲気。

さて、この1話が面白いと思った最大の理由は何か？やはり最高[ CV:阿部敦 ]の存在だ。中三にして達観したような人生観。何をやるにしても、落ちこぼれない程度にしか頑張らない。典型的なお子様思考の脱力系主人公だと思っていたのに、亜豆[ CV:早水沙織 ]を前にして、180度方向転換。

ここまででも「おいおい！」と突っ込みたくなるところなのに、勢い余ってまさかのプロポーズ（笑）。それを受けちゃう亜豆さんもどうなのよ。あっという間に熱血主人公に変身した最高。秋人[ CV:日野聡 ]の妙なノリも相まって、この先も奇想天外なストーリーが予想される。原作が継続している中でのアニメ化だけに、全25話ではおそらくストーリーとしては完結しないと思うけれど、それでも十分に先が楽しみな1話だった。

制作はJ.C.STAFFなんだけど、絵的には及第点というレベル。NHKでの放送だからクオリティにも期待していたんだけれど、思っていたより普通だ。今期は禁書目録の方に全力投球中か？

バクマン。（@NHK教育） / アニメーション制作：J.C.STAFF