それでも町は廻っている(新番組:第1話)
新房昭之監督&SHAFTのお馴染みタッグによるコミックス原作のアニメ化。原作は未読。
これもメイドアニメというジャンルに加えて良いんだろうか?同じ枠だった『会長はメイド様』とは全く違うメイド系日常コメディ。その主人公である歩鳥[ CV:小見川千明 ]の脱力ぶりが妙に心地良い。そもそもメイド服を着ていると言うだけで、お約束の挨拶も無ければ、客に全く媚びるつもりが無い。何てステキなんだ。
新房監督のアニメとなれば、やはりその映像表現には注目してしまう。世間的には「奇才」ともてはやされる新房監督だけど、俺の中では当たり外れの大きい監督の一人。その独特の映像表現ゆえ、クドいという印象が先に来てしまい、作品の世界観を楽しむことが出来なくなってしまうことがあるからだ。じゃあ「それでも町は廻っている」はどうだったか?
1話を見た限りでは、その心配はどうやら大丈夫そうだ。特にこだわっていそうなのがローアングル!それも本来は床であるはずの場所にカメラを置いた構図。これはTBSへの挑戦なのか?今回、歩鳥がドジっ娘パワーを発揮して盛大に転けたシーンでは、一応まばゆいばかりの光がどこからとも無く差し込んできてはいたものの、普通にパンツ見えてましたが・・。TBS的限界はここなんだろうか。これからも挑戦は続きそう。
歩鳥にばかり触れていたけれど、それ以外のキャラクターも実にインパクトが強い。歩鳥のキャラクターと小見川千明のマッチングもナイスキャスティング(個人的に小見川千明の声って結構好き。)。俊子[ CV:悠木碧 ]のちょっと間違った方向に熱血なキャラも嫌いじゃないぞ。悠木碧ってこういう役も出来るんだな。
映像はSDアップコンバートと思われるんだけど、今期のSHAFTアニメは一見すると制作解像度が分からないくらい、アップコンバートの質が良い。それはこの作品でも例外ではなくて、このくらいのクオリティだったらまぁ許容範囲じゃない?背景での文字ネタも無くて、絵的にも見やすい。この調子で今後ともよろしく。
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