心霊探偵八雲(新番組:第1話)
神永学原作の小説をアニメ化。NHKが放送するくらいだから、内容には相当な期待をして1話を見た。その1話全体を通しての感想だけれど、少し対象年齢が低いかな?という印象。放送は日曜の夜中だけれど、この内容なら夕方アニメでも十分じゃない?
物語の中心は八雲[ CV:小野大輔 ]、そしてどうやら晴香[ CV:藤村歩 ]も八雲と共に、数多くの事件に巻き込まれていくことになりそう。全13話の短期決戦と言うこともあり、1話で1つの事件が解決しつつ、どうやら今後敵対することになりそうな怪しげな連中も登場。一通りの世界観をお見せしました、というところか。
霊とか怪奇現象を扱う作品は、俺の中でどうしても中途半端な印象で見てしまう。ノンフィクションとしての"心霊現象"という物に対する怖さと胡散臭さが混じったような複雑な印象が、フィクションというアニメの世界に微妙にしみ出してきてしまう。こうなると、俺の頭の中では単純なフィクションとして楽しむことを拒絶してしまう。とは言え、八雲と晴香の関係も今後の見所の1つだと思うし、事件そのものは今回も人間である高岡先生[ CV:桐本琢也 ]の犯行だった。単純に心霊現象で恐怖を煽るだけの作品ではなさそう。
制作は久々に元請けで名前を見た気がするビートレイン。NHKのBSはSD放送ながらスクイーズによる情報量の多さも相まって、それほど画質の悪さが気にならないことが多い。今作もその傾向については同様で、暗い映像が多かった割には、ノイズもあまり気にならず。キャラデザについては少々古さを感じさせる絵作りだな。
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