心霊探偵八雲(第4話)
4話にきてようやくミステリー作品らしい雰囲気になってきたぞ。安藤という男の死、その安藤が残した亜矢香という少女の写真とコインロッカーか何かの物と思われる2本の鍵。真琴[ CV:豊口めぐみ ]に取り憑いた安藤の霊。晴香[ CV:藤村歩 ]に怪しげな視線を向ける両目の赤い男[ CV:高瀬右光 ]。作品全体の、そして今回の事件の謎の伏線をたくさん張り巡らせて、4話は終了。
これまでは1話完結で、どちらかと言えば八雲[ CV:小野大輔 ]と晴香という二人の距離を縮めるためのストーリーという印象だった。それ故なのか、1話で完結する事件だとどうしても短く単純に、そして唐突に感じてしまう。それに対して今回のように事件が完結せず、真実が見えそうで見えない絶妙なラインを行き来するシナリオは、やっぱり面白い。そこに作品全体のテーマ、―それはおそらく八雲の母親とも関係がある、が絡んでくるので、より一層面白くなる。
ところで、八雲が後藤[ CV:東地宏樹 ]に対して「石井[ CV:川島得愛 ]が気がある」と思わせたのは、明らかに嘘だよね。石井自身は晴香にデレデレだったし。でもそのおかげで後藤の石井に対するあたりが柔らかくなったのも事実。なんともさりげないいい男だ。
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