STAR DRIVER 輝きのタクト(新番組:第1話)
BONESのオリジナルアニメーション新作。TBS系の日曜夕方5時という放送時間を考えても、非常に力の入った作品ということが伺える。
Aパートの雰囲気はいわゆる学園モノラブコメ。タクト[ CV:宮野真守 ]とスガタ[ CV:福山潤 ]がワコ[ CV:早水沙織 ]を巡って三角関係か?くらいの平和な雰囲気。
Bパートに入るとその世界観は一変!"サイバディ"と呼ばれる独特の構造を持つ巨大メカ。東西南北を司ると思われる巫女の存在。謎の仮面を付けた集団、と言っても寮長のベニオ[ CV:千葉千恵巳 ]の姿も。何が起こっているのか理解する暇も与えないまま、タウバーンなるサイバディを操るタクトが牛をかたどったアレフィストを撃破。
BONESの作品は往々にして登場人物が多く、そして世界観も独特の物を持っている。その世界観を説明するような場面は敢えて用意されないことが多い。なので、今作についても作品が進む中でストーリーを理解しつつ、この物語に用意された部隊を理解していかないといけない。それを苦にしない、いやむしろ解き明かしてやると思わせるような1話の展開。そこではもちろんワコとタクトの関係もクローズアップされてくるだろう。ストーリーと人間関係が緻密に絡み合った物語に期待。
映像はBONES作品としてはあまり書き込みが細かくない印象。映像面では非常に特徴的なメカに注目。このへんはBONESの十八番。一方でカメラワークとか演出面では大きな特徴は無い。奇抜な映像の構成ではなく、至ってノーマルな構成で、その奇抜な世界観をじっくり見せてくれる絵作りだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント