伝説の勇者の伝説(第23話)
ここのところ重すぎた展開を中和するための、シオン[ CV:小野大輔 ]聖誕祭か?緊張の糸が緩むような序盤からの展開だったけれど、それでも油断ならない。いつ、シオンがライナ[ CV:福山潤 ]を手にかけようとするか。単にタイミングを計っているだけにも見えた。
ストーリーも終盤。流石にちょっと考えすぎたか?と思っていた矢先だ。ライナとシオン、二人が夕日を見つめるその場所が突如として豪雨の中のシーンに切り替わる。一瞬、何が起こったのか分からなかった。誰かの夢?幻?それとも今の夕日が幻影だったのか?ただ間違えなく言えることは、遂にシオンがライナを殺すそのための行動を起こす決断をした、ということ。
この二人が戦う前、今思えばまるで二人に捧げられた別れの歌にも聞こえる「Energy(歌:Ceui)」。作詞、そして作曲はCeui(セイ)本人によるものだけれど、このメロディラインが何とも切なくて、哀愁に満ちている。故郷を懐かしいと感じながら、そこから離れることを悲しがるような。少なくとも、これからの明るい未来を祝福するような歌には聞こえなかった。それ故に、不安倍増だったんだけれど・・・。
シオンはもしライナに勝てれば、ローランドが国として自分の理想の姿になると信じているのか?ライナとの約束を守るため、ライナの理想を実現するための国作りにライナの存在が邪魔だということ?もしシオンが本心からそう思っているとすれば、この二人が出会ってしまったという事実が悲劇だったとしか言いようがない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント