そらのおとしものf(第11話)
カオス[ CV:豊崎愛生 ]と拮抗した戦いに持ち込むためには、やはりイカロス[ CV:早水沙織 ]・ニンフ[ CV:野水伊織 ]・アストレア[ CV:福原香織 ]の3人が力を合わせる必要があった。カオスの叫ぶ「愛」を聞く度に、怒りや憎しみよりも哀れみがこみ上げてくる。
最終話にお約束のおヴァカ要素をふんだんに盛り込むべく、今回がおそらくf(フォルテ)の中で最もシリアスなシナリオが用意されていたんだと思う。智樹[ CV:保志総一郎 ]との記憶を失うことへの恐怖よりも、智樹を始めとした仲間を助けるために戦うことを選んだイカロス。今日のイカロスはいつにも増して頼もしかった。これこそが「愛」の力。最後の最後で、カオスにその気持ちが伝わっただろうか?
個人的には最終話では何の違和感も無く、智樹たちと日常を過ごしているカオスの図があっても良いかな~なんて思ってるんだけど、それは流石に予定調和すぎるか?それでも平和とおヴァカこそがこの作品の安定であることを思えば、是非ともその方向でお願いしたいところだ。
一方で今回の「愛」の描き方で少々注文を付けるとすると、やっぱりニンフとアストレアだよね。シリーズ全体の尺の都合もあるのは分かるんだけれど、やっぱりアストレアは智樹との関わりがちょっと薄い。それなのに智樹の「マスターになってやる!」発言に感化されすぎ。そしてニンフの羽根だよな。もうちょっと、何か兆候的な演出がここにたどり着くまでにあっても良かったのに。唐突感は否めない。
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