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フラクタル(新番組:第1話)

11011501 コミック化されているようだけれど、オリジナルはこのアニメの方だろう。監督にヤマカンこと山本寛氏を迎え、著名スタッフを数多く招へいして作り上げるオリジナルストーリー。ジブリ風の絵柄の番宣CMが気になっていたこの作品、さて蓋を開けてみれば?

ヤマカンがあちこちの新聞に登場し、「この作品は普段アニメを見なくなった人に向けた作品」というコメントを寄せていた。それを聞いてちょっと不安に思ったのも事実。下手に一般視聴者を意識するあまり、アニメーションとしての面白さをから遠ざかってしまうのでは?という危惧があった。

1話を見て、少なくともそれは杞憂だったと言って良いと思う。クレイン[ CV:小林ゆう ]という少年が、ある日突然、フリュネ[ CV:津田美波 ]という女の子と出会う。これだけで、何か運命的な物を感じずにはいられない。

この作品の世界観を構成している「フラクタル」というシステム、そして「ドッペル」という人間とは異なる何か異質な物。クレインの暮らす日常を形作る数々の設定も気にはなるけれど、それを通り越して、クレインがこれからどんな体験をするのか?そのワクワク感が伝わってくる。そして最後にまさかの二人目登場!この先もドラマチックな展開を用意してますよ!というメッセージだ。

アニメーション制作はA-1 Pictures。ここのところのA-1のていたらくぶりにはガッカリだったけれど、この作品ではどうだろうか?美しい自然の風景や、感情豊かなクレインの表情、作画のクオリティを要求される作品だけに、A-1にとって正念場だと思う。しっかり仕事してくれよ。

フラクタル(@フジテレビ) / アニメーション制作:A-1 Pictures

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» (アニメ感想) フラクタル 第1話 「出会い」 [ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人]
フラクタルシステムがかつての勢いを失ってから千年。人々はその恩恵による究極の個人主義的生活を送っていた。主人公クレインはそんな世界に生きる14歳の少年。古い機械の収集 ... [続きを読む]

受信: 2011年1月19日 (水) 18時36分

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