放浪息子(第2話)
どうやら原作は小学生時代から物語がスタートしているらしく、1話の展開はアニメオリジナルのようだ。キャラの区別が付けにくいな~なんて思ってもいたんだけど、もうそんな心配は2話で完全に消滅だ。強烈なインパクトを持っているキャラは千鶴[ CV:千葉紗子 ]なのに、修一[ CV:畠山航輔 ]の周りの登場人物が、とにかく自然にスッと頭に入ってくる。
そして修一を取り巻く複雑な人間関係も徐々に理解が進む。今回の主役はさおり[ CV:南里侑香 ]。普通、こういう女の子って孤立して、もう自分ではどうしようもない所まで行ってしまいそうなんだけどね。よしの[ CV:瀬戸麻沙美 ]にしても、かなこ[ CV:南條愛乃 ]にしても、中学1年とは思えないほど大人だよね。
修一にフォーカスした展開は少なかったけれど、「女の子みたい」と言われて赤面する修一を見て、思わず「可愛い」と思ってしまった・・。そしてよしのの部屋、普段着。とても女の子には見えない。修一はよしのの事をどういう気持ちで好きになったんだろう?男の子みたいに格好いいから?それとも女の子として?よしのの微妙で、そして揺れている心情の描写も実に繊細。よしのの性格や外見とのギャップが、かえって印象的にさせてくれるのかもしれない。
思春期まっさかりの少年・少女という難しいテーマだけれど、思わず見入ってしまう展開が続く。この先も楽しみだ。
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