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今期(12月終了アニメ)を評価してみないかい?11

本エントリーはピッコロさん主催の企画に賛同し、2010年12月に最終回を向かえた作品の評点を投稿するものです。当ブログで対象となるのは全部で19作品になります。

屍鬼[24点]
ストーリー 5点
キャラクター性 4点
3点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 4点
コメント    ジレンマの中で、次々とヒーローが生まれ、そして落胆させられる。最初は夏野、そして室井。最終的に事態を理解して行動に移したのは尾崎。知らず知らずのうちに村の人間が全て屍鬼に入れ替わってしまうのではないか。そんな恐怖感と、事態を打開してくれる人間が現れるのではないかという期待感。怖さと面白さが同居した状態をバランス良く描ききった。(全文はこちら。)

伝説の勇者の伝説[18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    1話の感想でこの作品のジャンルをそう定義したわけだけど、最終話までその定義は揺らぐことがなかった。最近はアニメの題材も飽和気味で「何か特別なインパクト」が無いとウケにくい時代、そんな中でも王道とも言える世界観で勝負してきたこの作品。それだけ制作陣には自信があったということなのかもしれない。登場人物も非常に多岐にわたるし、国と国との関係は刻々と変化する。物語の根幹の謎は最後までなかなか明かされない。激変する世界と共に自分の歩んできたような、そんな疑似体験を楽しませてくれたと思う。(全文はこちら。)

そらのおとしものf[19点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 4点
総合的な評価 3点
コメント    1期から1年。率直に言って「あれ、こんな真面目な内容だったっけ?」というくらい、2期はシリアスなストーリーが多かったように感じた。実際には1期でもそれなりにシリアスな内容があったし、ニンフの悲惨な描写に比べると、アストレアは全然恵まれてた。それでもカオスの怖いという表現がピッタリの笑顔があったり、美香子&英四郎が常に真面目顔で何か企んでいたり、作品の雰囲気としてちょっと重い印象は随所にあったと思う。智樹の暴走具合という意味では少々物足りない印象はあったかな。(全文はこちら。)

えむえむっ![16点]
ストーリー 2点
キャラクター性 3点
2点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    ドMの皆さん、お待たせしました!な内容に果たして仕上がっていたのか?太郎が美緒にボコボコにされるのは、ある種のお約束として見る分にはいざ知らず、俺がこのアニメでMに目覚める事は無かったな。当たり前だけど。ジャンルとしてはラブコメの部類に入るんだろうけれど、ネタの嗜好性が相当に高かったんだろうか、それとも難易度が高かったんだろうか。作品全体を楽しむという気持ちで見る事は出来なかったかな。(全文はこちら。)

薄桜鬼 碧血録[21点]
ストーリー 4点
キャラクター性 4点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    1期は新撰組の躍進を、そしてこの2期は新撰組の衰退を描いている。彼らの信念や行動が大きく変わったわけではなく、ただ時代の荒波に飲み込まれてしまっただけ。それでも時代に流されず、信じる人と物のためにがむしゃらに前へ進む。最終話だけじゃなくて、この2期では常に彼らの姿勢に驚かされたし、励まされたような気がする。フィクションだからこそ、敢えて史実をひっくり返してハッピーエンドにすることも出来たわけだし、千鶴をもっと恋愛モードに突入させることも出来た。それでもあえてそうしなかったことで、この作品のメッセージはより強くなったと思う。(全文はこちら。)

心霊探偵八雲[18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    序盤は1話で1つのシナリオが完結する構成。これには長短両方があると思うんだけれど、基本的に長所の方が目立っていたかな。ストーリーのテンポも良いし、作品やキャラクターへの理解度も早まる。1クール作品ということもあって、序盤で世界観や登場人物の説明に何話も使うわけにはいかない。そんな事情を上手いことオブラートに包みつつ、後半では八雲とその過去、家族、心にスポットを当てていく。一方であっという間に事件が終わってしまう点については、少々物足りなさを感じるかな。これが最初のころに感じていた「対象年齢が低い」という感覚に繋がっていた気がする。(全文はこちら。)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない[26点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
5点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 4点
コメント    桐乃シナリオとなったテレビシリーズ、とっても面白かった!タイトルからして「狙いすぎじゃ?」と少し斜に構えていたけれど、内容は大満足だ。絵も凄く綺麗だったしね。未だにオフィシャルサイトを含めて公式にはTRUE ENDルートの11話~15話に関する発表は無いけれど、おそらくTRUE ENDルートでは黒猫シナリオという事になるのかな。最終回としての作品総括の感想はその機会に。(全文はこちら。)

荒川アンダー ザ ブリッジ*2[18点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    1期ではバラバラの内容を1回の放送分に詰め込んでいる事が多かったけれど、この2期では1回の放送で1つのストーリーが構成されている事も多々あった。内容のインパクトという意味では、短い枠で綺麗にオチがつくパターンも悪くないけれど、俺は1回の放送で起承転結が盛り込まれている方が好きかな。例えば今回の「荒川大様ゲーム」みたいな。荒川住人の行動や言葉はとにかく見てて飽きないので、画面に長く出しておくと「何かやらかしてくれるんじゃないか?」と期待してしまう。一部、ちょっとの登場ですらウザいキャラもいたけど(笑)。(全文はこちら。)

ヨスガノソラ[13点]
ストーリー 2点
キャラクター性 2点
3点
演出 1点
音楽 3点
総合的な評価 2点
コメント    エロい、エロいと大騒ぎするのは簡単だけれど、改めて制作陣に問いかけたい。本当にノーレーティングのTVアニメとして必要な表現だったのか?折しも東京都の条例が話題となっていたご時世、アニメやマンガの制作者は分別をもって良質なコンテンツを提供している、必要な性描写を必要なシーンに入れている、と大手を振って堂々と宣言すべきタイミング。世の中には18禁というジャンルがあるわけで、本来このレベルの表現は、ノーレーティングで光源とか小手先の修正を入れながらコソコソ出すよりも、むしろ18禁の中で堂々とやってもらった方が良かったと思う。(全文はこちら。)

おとめ妖怪ざくろ[27点]
ストーリー 4点
キャラクター性 4点
5点
演出 5点
音楽 4点
総合的な評価 5点
コメント    妖怪、人間、そして半妖というテーマの設定も良かった。妖怪と聞けばある程度多くの人が想定できる空想上の設定に半妖というプラスアルファの解釈を加える。ゼロから世界観を構築するのと、ある程度の共通認識がある要素を上手く活用するのとでは、初期のストーリーへの没入度が大きく変わってくる。1話から13話まで、ホントにあっという間に終わってしまった。それくらいにいつも集中して見ていた。原作ストックが許すなら、是非とも早くに2期が見たい作品だ。(全文はこちら。)

侵略!イカ娘[24点]
ストーリー 3点
キャラクター性 5点
4点
演出 5点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    最初は萌えキャラ+ゲソ喋りの色物かと思って見始めたんだけど・・・。偽イカ娘が登場した4話で完全に夢中でした。途中で飽きるんじゃないか?とか思ってたんだけど、笑いという点ではとにかく小細工無しに、直球で笑えるしょうもない展開が山盛り。何も小難しいことを考える必要は無くて、力を抜いてリラックスして楽しめる。そして時々やってくるちょっと切ない物語。このコントラストも作品を印象づける理由の1つになった。(全文はこちら。)

もっとTo Loveる[22点]
ストーリー 3点
キャラクター性 4点
4点
演出 4点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    原作未読。ウィキペディア等によると、1期は基本アニメオリジナルストーリーが中心、そしてこの2期は原作に沿った展開。放送局がTBS系列から独立U局に移ったこともあり、映像表現もかなり多彩になった今期の方がやはり圧倒的に面白かった!リトを取り巻く女の子たちが、続々とエロハプニングに巻き込まれる展開こそがToLoveるの真骨頂。それを表現するのには、やはりTBSの規制は厳しすぎる。一方で、2期と1期の間にリリースされたOVAからの続編扱いで物語は始まったのは辛かった。ナナやモモ、セリーヌは普通に最初からいることになってるし。(全文はこちら。)

神のみぞ知るセカイ[22点]
ストーリー 4点
キャラクター性 4点
4点
演出 3点
音楽 3点
総合的な評価 4点
コメント    この作品のストーリーの展開は、まさに攻略という表現がピッタリだったと思う。最初の歩美シナリオはちょっと性急すぎた印象があるけれど、それ以外のヒロインのシナリオは、この短いTVシリーズ1クールの中において、じっくりゆっくり、焦らず選択肢を選びながら前に進めていたようだった。基本的にはヒロインたちの心情描写が中心で、桂馬はあくまでそれをフォローして手助けするという位置。この関係が新鮮で面白かった。(全文はこちら。)

咎狗の血[9点]
ストーリー 1点
キャラクター性 1点
1点
演出 2点
音楽 3点
総合的な評価 1点
コメント    ストーリーに中身が無ければ、登場人物にも心が入ってない。なによりもみんなコロコロ性格が変わりすぎる。「ストーリーをこういう方向に持って行きたいから」という制作者の都合が透けて見える。あまりにも浅はか過ぎて、とてもじゃないけれど感情移入をして楽しむレベルに達していない。(全文はこちら。)

それでも町は廻っている[20点]
ストーリー 3点
キャラクター性 4点
3点
演出 4点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    毎回、原作○巻の○話というテロップが流されていたように、内容は基本的に原作コミックスに沿っていると思われる。一方でその順番は、原作どおりではなく完全にバラバラ。最終話だって2巻13話、2巻14話となっていたくらいで、これをクライマックスに持ってくるあたり、上手い構成だな~と思わせる。どの場面、どの時間を切り出しても、丸子町商店街は回り続けている。最終話のナレーションに全てが集約されているような、そんな気がした。(全文はこちら。)

海月姫[24点]
ストーリー 4点
キャラクター性 4点
4点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 4点
コメント    月海の蔵之介に対する気持ち、そして蔵之介の月海に対する気持ち。出会って一目惚れでもなく、何かのイベントでフラグが一気に全部立った訳でもない。知らず知らずのうちのお互いが惹かれていく。そして気がつくと好きになっている。この二人の気持ちを仮想的に体験しているような、つかず離れずのもどかしい展開。どこでお互いの気持ちが変わったのか、いまいちよく覚えていない。だけど月海が蔵之介の事を意識していて、蔵之介が月海を好きな事は間違えない。このリアルで曖昧な感情の描き方が、この作品の見せ場であり面白さだったと思う。(全文はこちら。)

アマガミSS[27点]
ストーリー 5点
キャラクター性 5点
4点
演出 4点
音楽 4点
総合的な評価 5点
コメント    恋愛ADV原作ということで、女の子へのこだわりがハンパじゃない。可愛いのは外見だけじゃなくて、内面的な部分も含めて。これだけタイプの違うヒロインがそろっているのに、それぞれに魅力を感じて疑似恋愛モードでストーリーを楽しめるのは、それだけみんな魅力的ってこと。それは外見ももちろんだけど内面も含めて。ちょっとした仕草とか言葉、喜怒哀楽の表情。純一と恋をしている女の子のリアルでピュアな感情が、溢れてくるようだ。(全文はこちら。)

刀語[28点]
ストーリー 4点
キャラクター性 5点
5点
演出 5点
音楽 4点
総合的な評価 5点
コメント    1話からもうとにかく圧倒された膨大な量のセリフ。早口で無意味なことをまくし立てているわけでもなければ、勢いで単語を並べているわけでもない。これは原作小説や脚本のデキだけじゃなくて、役者としての演技力にも圧倒されたと言って間違えない。とがめや対戦相手たちの言葉が始まる瞬間、それはあっという間にこの作品の世界観に引き込まれていく瞬間だ。膨大な量の言葉が何の違和感もなくスッと頭に入ってくる。そのキャラクターがその言葉を発することに、何の違和感も無い。全てが自然。最近はセリフの量が多かったり、長いセリフを特徴とした作品が増えてきているけれど、刀語はその中でも言葉が生きている、魂が入っていると感じられる数少ない作品であることは間違えない。(全文はこちら。)

ぬらりひょんの孫[19点]
ストーリー 3点
キャラクター性 3点
3点
演出 4点
音楽 3点
総合的な評価 3点
コメント    ちょっと早すぎ?と思うくらい、序盤はとにかくサクサクとストーリーが進む。最近は溜に溜めて、裏の裏をかいて、なんていう作品が増えているだけに、ちょっと単純すぎ?という気もしてたんだけど、慣れてくるとこれが実に小気味よい。昼間のリクオにしても、夜のリクオにしても、どちらも裏が無くて実直な性格。そんな二人の一直線な性格が、このストーリーの流れと両輪になって、物語のスピード感をさらに加速していた。ストーリーそのものは、やはりジャンプ作品と言うことで少々低年齢指向かな。(全文はこちら。)

各ベスト賞
ベストキャラクター賞 イカ娘(侵略!イカ娘)
キャラクターという点においてはイカ娘の一人勝ちでしょ。
ベストOP賞 MOON SIGNAL(スフィア)
今期OPで購入した数少ない1曲。アニメのOPらしさと声優ユニットらしさを融合。
ベストED賞 該当無し
"ED"という枠でこれだ!という曲は無し。
ベスト声優賞・男性 三木眞一郎さん(薄桜鬼・碧血録)
男の俺がみても正真正銘の格好いい演技ができる男前。
ベスト声優賞・女性 名塚佳織さん(アマガミSS)
まだまだ若手には負けません!詞の破壊力で今期No.1に推薦。

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コメント

こんにちわ!!
私、神のみぞ知るセカイ好きで、結構読んだりするんですけど、高得点でまるで自分が作者であるようにうれしいです!!
また、ちょくちょく遊びに来ますね!!

投稿: ハハハ端葉 | 2011年2月14日 (月) 13時47分

コメントありがとうございます。

「神のみ」はキャラも可愛いし、ストーリーもじっくり腰を据えて楽しめるところが良かったですね。

2期も楽しみです。

投稿: dr.ume | 2011年2月14日 (月) 23時54分

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» 今期(12月終了)アニメ評価in星屑の流星群 [星屑の流星群]
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人というところのブログで 12月終了アニメの評価募集があったので 僕もその企画に参加したいと思い記事を書きました。 まあ深夜枠アニメはあまり好みがなく 今期終了アニメの朝アニメで知っているのはアニメイテッドだけで アニメイテッドは絵柄が好みじゃなかったので あんまり観てなかったので評価アニメは限りなく少ないです。... [続きを読む]

受信: 2011年2月14日 (月) 20時38分

» 「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11」に参加させていただきます [ボヘミアンな京都住まい]
今回も締切りギリギリになってしまい、すみません。 >ピッコロさん サイト自体更新する時間的余裕がなくて採り上げることができませんでしたが、一応見るだけ見てました、いうことで。 それと、『イカ娘』は1話Aパートだけで判断して切ってしまったのですが、あとで少し後悔したところです(苦笑)。 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 ・ストーリー:5 ・キャラクター性:5・・・なかなかにいい感じでみんなキャラが立ってましたね。 ・画:5 ・演出:4・・・原作読んでないので酷な指摘かもしれませんが、ややウェットに... [続きを読む]

受信: 2011年2月28日 (月) 21時54分

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