これはゾンビですか?(最終話:第11話・第12話)
▼11話・最終話
TOKYO MXでは11話・12話の連続放送。11話が基本的にはストーリー上の最終話、12話はシリアス一辺倒になった終盤の展開を吹き飛ばすような、ひたすら笑える番外編的な位置づけ。両方まとめて感想を書こうってのは無理があるのかも(笑)。
11話。バラバラになった歩[ CV:間島淳司 ]の腕と脚にモザイク入りという、なんともインパクトのある映像でスタート。これは演出の一部って理解で良いんだよな。何はともあれ、歩とユー[ CV:月宮みどり ]が本気で向き合えたことには変わりない。
歩の気持ちが通じたことが分かった瞬間。それはもちろん、ユーが自らの意志で自らの言葉で、歩に語りかけたその時だ。その意味がどれだけ大きな事なのか、10話までの積み上げで十分に理解してたからこそ、ユーの覚悟の大きさも伝わってくる。歩の気持ちが、初めてユーの心に届いた瞬間。思わず見入ってしまった。
12話。もはや何でもアリだな(笑)。セラ[ CV:日笠陽子 ]とハルナ[ CV:野水伊織 ]、そしてユーに歌わせたかっただけじゃないかと言われても否定はできまい。2期へのフラグは・・・立ったということで良いの?ED前のあのシーンですか?
▼意外にもシリアスが中心
タイトルやキャラクターのインパクトから、そして序盤の展開から基本は笑いが中心だと思っていた。全話の放送が終わった今、改めて振り返ってみると、何気にシリアスなシナリオの印象が強く残ってるんだよね。笑いの部分とのギャップを楽しむというよりも、同じキャラクターで2つの作品が展開されているような印象。このメリハリがはっきりしている部分が、変にそれぞれの展開を引きずらないで楽しめることに繋がっていた。もちろん、笑いの部分も相当に面白かった。
▼インパクトのありすぎるキャラ
その笑いの部分の面白さの理由。間違えなくハルナやセラ、そしてユーにトモノリ[ CV:金元寿子 ]といったキャラクターだ。俺のお気に入りは、やっぱりトモノリだよな~。あの嫁っぷりには完全ノックアウトだ。シリアスなストーリーでも、ちょっとだけマイペースなトモノリは、ある種の癒しと言っても過言ではあるまい。ライトノベル原作ながら、セリフだけじゃなくてキャラクターの立ち居振る舞いも丁寧に作り込んだ印象。全力で悪ふざけ!そして全力でシリアス。
▼動き重視の作画かな
もう少し頑張って欲しいと思うシーンはあったけれど、基本は動き重視の作画という印象。その分、止め絵のクオリティは目を見張るほどの物では無かった、というのが正直な感想だ。その分、歩の変身バンクに代表されるように、ある種どうでも良いんだけど、この作品においては極めて重要なその「どうでも良いシーン」にはかなりのパワーをかけていたと思うし、この作品としてはおそらく正解だ。
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