あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(新番組:第1話)
アニプレックス、そしてA-1 Picturesのソニーグループが手がけるアニメオリジナルストーリー。ノイタミナ枠でのソニー作品は前作が少々微妙な内容だった一方で、この作品はあなる[ CV:戸松遙 ]の名前のインパクトもあり、放送前から注目を集めていた作品だったと思う。
事前にどんな作品だかの情報がないが故、見るときにはついつい身構えてしまうんだけど・・・まさかこういう世界観だったとは。めんま[ CV:茅野愛衣 ]が既に死んでしまった存在であり、理由は分からないけれどじんたん[ CV:入野自由 ]の前に姿を現す。この手の設定はもはやお約束とも言えるけれど、この作品はそれでも期待させてくれる要素があった。
それはなんと言っても、じんたんと彼を取り巻くかつての友人たちの人間模様だ。幼かった頃の友達と疎遠になるというのはおそらく誰でもある事なんだろう。単に遠くなるだけなら、彼らにとってはむしろ良かったのかもしれない。めんまの死という出来事を経て、彼らの関係は疎遠とはまた違う何とも微妙な距離感になってしまった。
ゆきあつ[ CV:櫻井孝宏 ]やあなるの言動は、それぞれの心の内がまるで透けて見えるかのように痛々しい。つるこ[ CV:早水沙織 ]の冷静に見えるその態度は、何かを隠したいからじゃないかと勘ぐってしまう。この微妙な人間関係がどう変化していくのか。ダメ人間になりつつあるじんたんがどう変われるのか。
材料はそろっていると思う。今後の展開に期待。
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