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バクマン。(最終話:第25話)

▼最終話
長引く編集会議・・・。服部[ CV:利根健太郎 ]最高[ CV:阿部敦 ]秋人[ CV:日野聡 ]コンビと違って、こっちには会議の節々が見えているからまだマシなんだろうけど、それでもこの瞬間は心臓に悪い。

そしていつにも増して編集長[ CV:堀内賢雄 ]の迫力がすごい!そしてその言葉の重みも、いつもの何倍も増しているかのように聞こえてくる。その編集長が疑探偵TARPに下した評価―。「アリ」。いや~この瞬間、思わず肩の力が抜けた。報告を受けて当然のように大喜びの最高と秋人、そして香耶[ CV:矢作紗友里 ]。最高と同じように、俺もニヤニヤが止まらない状態に。

そのニヤニヤに拍車をかけたのは、亜豆[ CV:早水沙織 ]の電話だ。最高には亜豆の顔は見えてないんだろうけど・・・照れまくりながら久々の最高との電話越しの会話に、声が弾む亜豆。本当に変わった恋だけど、ホントに亜豆は最高のことが好きなんだなぁ~と、改めて思った瞬間だ。

ストーリーは連載決定で一応のフィナーレ。そしてさすがはNHK。既に2期の予告まで。4月からは再放送が始まるので、それが終わる2011年秋(10月)の新番として2期が始まる可能性がかなり濃厚になりました。これは楽しみだ。

▼ジャンプの裏側を赤裸々に
流石にNHKでの放送なので雑誌名は架空のモノになっているけれど、週刊連載を取るために必要なステップについては、おそらく包み隠さず全て真実をあからさまにしている。よく集英社がこの内容で連載会議を通したと思うくらいに(笑)。そしてこのリアルさ、生々しさこそが、この作品を面白くしている最大の要因だ。マンガ家を目指す高校生の物語、という要素だけでは、ここまでハラハラさせる作品には仕上がらなかったと思う。そう言う意味では、企画力の勝利だな。

さらに予想を越える大きな壁。そう簡単に連載してアニメ化までたどり着くはずはないと思ってはいても、どこかできっと最後は連載にたどり着くんだろうという気はしていた。そんな甘い考えを次々と吹き飛ばしてくれた連載までの長い道のり。だからこそ、服部からの「おめでとう」を聞いた瞬間、最高たちと同じように嬉しくなったんだと思う。

▼前向きな登場人物たち
最高にしても秋人にしても、何度挫折しそうになっても、そのたびに常に前を向いて突き進む。最高には「亜豆との結婚!」というちょっとばかり分かりやすい目標があったとしても、それだけで人はここまで頑張れるだろうか?いつまでも失敗を引きずらない、ひたすらに前進し続ける。時に最高が見せる精神的な強さは、マンガの世界に限らず、ものすごく尊敬できると思うし、俺もくだらない事を引きずっててもしょうがないな、という気持ちにさせてくれた。マンガ家を目指している人にはもちろん、学業や仕事などに対する姿勢とはどうあるべきか?という事を、最高たちは教えてくれたと思う。

▼作画は極めて標準レベル
1話からこの25話まで、作画のクオリティは一貫していたと思う。しかし必ずしも、高いクオリティで一貫していたという訳じゃないんだよな。小畑氏の絵についていえば、「ヒカルの碁」「デスノート」という2大作品が既にアニメ化されていて、それと比べるとどうしても今作のクオリティはやや下になると言わざるを得ないと思う。一方でプロップデザインに関してはかなり頑張ってたんじゃないだろうか。最高の仕事部屋や編集部のデスク周りなんかは、まるで自分がその空間にいるかのようなリアルらなデザイン。あとは香耶も制服以外の時はいつも違う服を着てたし、キャラクター以外の部分では褒めるべき点が多い。

バクマン。(@NHK教育) / アニメーション制作:J.C.STAFF

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