DOG DAYS（新番組：第1話）

キャスティング、そして制作スタッフを豪華ラインナップで揃えたアニメオリジナル作品。特に監督や制作スタジオを始め、「リリカルなのは」のスタッフを中心に集められたという印象だ。

さて、作品の始まりはなにやら緊迫したムード漂う作戦会議のようなシーンからスタート。ちょっと重い展開を想像させる。それでもキャラクターがその雰囲気と似つかわしくない成りをしているもんだから、ちょっとだけ違和感も残る。

この序盤の展開、後々の「えっ！？」という驚きを演出するには十分だったな～。俺もすっかり騙された。オチとしては、なにやら可愛らしいイヌ耳キャラ達が、アスレチックの攻略で優劣を競うという、ファンタジーと言えばファンタジー、ぬるいと言えばそれまでな何とも不可思議な世界観。

とにもかくにもまだ1話の段階だけど、ここまで世界観がぬるいとなると、ここからシンク[ CV:宮野真守 ]を中心に人間ドラマを演出するにはちょっと辛くない？何ごとも平和すぎるのもよろしくないと思うんだけど、ひとまずお手並み拝見か。

作画については、ファンタジー色を全面に押し出した世界観の設定がとにかく目立つ。そしてキャラの色も派手。雑魚兵がたくさん出てくるんだけど、この辺をしっかり「手を抜いてないように手を抜く」ことが出来るかどうか、今後の画作りのポイントになりそうだ。

DOG DAYS（@TOKYO MX） / アニメーション制作：セブン・アークス