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TIGER&BUNNY(新番組:第1話)

11040502 未だかつて、こんなに金の臭いがするヒーローがいただろうか。もちろんいない。サンライズ企画・原作のアニメオリジナルストーリー、TIGER&BUNNY。やっぱりサンライズはアニメの見せ方と作り方をよく分かってる。最初は3DCGを派手に使ったアメコミ風のヒーローショーを見せつけられるのかと思ったら、その実は日本のサラリーマン的、哀愁すら漂うストーリー。

作中のスポンサードとリアルでのスポンサードを、演出的に巧に使うこの手法はお見事と言うしかない。パッケージソフトの売上だけに頼らないお金集めは、おそらくアニメにおける永遠の課題なんだろうけれど、TIGER&BUNNYがその課題に対する答えを出せるだろうか。

この作品に引き込まれたのは、そんな巧みな世界観の演出に加えて、ワイルドタイガーこと虎徹[ CV:平田広明 ]の愛すべきオッサンキャラだ。平田広明というキャスティングがハマりすぎ。まるで映画の吹き替えを見ているかのようなテンポのよいセリフと演技力。ちょっと哀愁漂う、だけど愛すべきキャラクターの虎徹をこれ以上に表現できる人は、おそらく日本にいない。〆の次回予告も最高(笑)。

作画は前述のとおり、3DCGをフルに活かしてかなり派手に作り込んでいる印象。これもヒーローを派手に演出するための一助だろう。スーツを着用しているキャラは基本的にモデリングした3DCGでモーションを作り込んでいるようで、普通に見ればちょっとスムーズすぎて違和感はあるけれど、スーツ着用時の演出と思えば許容範囲か。

このテンポの良さと虎徹の憎めないキャラで、思っていた以上に楽しめそうだ。

TIGER&BUNNY(@TOKYO MX) / アニメーション制作:サンライズ

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