輪るピングドラム(新番組:第1話)
俺の中でも未だに記憶に残る名作「少女革命ウテナ」の監督である幾原邦彦氏、久々の監督作品。アニメオリジナル作品ということもあり、また放送前にほとんど情報が公開されなかった事もあり、未知の作品に触れる事が出来るという喜びと、そしてあまりにも俺の理解を超えた作品が出てきたらどうしよう?というちょっとの不安。
そんな不安は、陽毬[ CV:荒川美穂 ]の死という、突きつけられた非情な事実によって、一気に飛んでしまった。冠葉[ CV:木村昴 ]と晶馬[ CV:木村良平 ]との平和な朝ご飯から一転、何も1話からこんな悲しい場面を見せなくても・・。
しかしこれだけで終わらない。終わらなかった事実を喜ぶべきなんだけど、それよりも何が起こっているのかよく分からずに面食らっているという言い方が正しいかもしれない。陽毬が再び生を受けた事を喜ぶべきはずが、あの奇妙な"ペンギン帽"、声高らかに叫ぶ「生存戦略ー!」。そして冷凍にてお届けされたあのペンギンたち・・。執行された罰ゲームの意味は?探せと言われた「ピングドラム」って何?
オフィシャルサイトのBlu-ray情報から、全24話であることが発表されている今作。この独特の世界観は、まさにウテナのそれを想起させる。一生懸命理解しようとしているうちに、次々とよく分からないものが登場して、引っかき回してくれる。何て表現して良いのか、とっても難しい作品だけど、これだけは言える。この雰囲気、俺は大好きだ。
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