No.6(新番組:第1話)
同名ノベルのアニメ化。原作は未読。ノイタミナの2作品が両方とも原作モノってのは珍しいな。次回予告の映像、そしてアバンの雰囲気から、ありがちな近未来SFなのか?という印象しか持って無くて、それでもノイタミナ枠でのアニメ化、しかも制作がBONESということで期待はしていた。
1話を見る限り、どうやらその期待は間違ってなかったと言って良さそうだ。紫苑[ CV:梶裕貴 ]とネズミ[ CV:細谷佳正 ]の会話を始めとして、随所でこの作品の世界観が断片的に情報として入ってくる。紫苑や沙布[ CV:安野希世乃 ]たちがこのN0.6の光、そしてネズミは影。そんな対照的な存在に見える。
さて、NO.6を見ていると、どうやらこの1話の内容はあくまで作品としてのプロローグらしい。物語の本格的な展開は、ここから何年か経った後から。この1話にこめられた様々な要素と伏線が、おそらくこの先の展開の大きなポイントになるんだろう。特にその象徴が、"市庁舎"と呼ばれた建物から響き渡るちょっと不気味な感じさせする声、「月の雫」。沙布は嬉しそうにしていたけれど、正直あまり心地よい響きじゃない。
オフィシャルサイトでもストーリーをウリにしていることを堂々と宣言しているだけあって、この先に待ち受けているであろう出来事の予想が全く付かないにもかかわらず、「何かあるんじゃないか」という期待感を抱かせる内容。キャラクターデザインは一昔前のアニメって印象だけど、そこはBONESの作画でカバ-。沙布みたいな女の子はどうしてもトラブルに巻き込まれそうな香りがするだけに、この先がちょっと心配。
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