ダンタリアンの書架(#10・第12話)
麻薬のような楽譜、幻曲か。確かに楽譜も書物といえば書物。今までのエピソードとは少し趣の異なる今回のストーリー。俺としては音楽に対しても当然のように(?)学はないけれど、ビブリオマニアの世界よりは、まだ多少はとっつきやすかった気がする。
その楽譜を機会に弾かせるっていう発想も凄いけど、それ以上に"魂"の入ったクリスタベル[ CV:中原麻衣 ]っていう"奏者"を生み出したダラリオ[ CV:川田紳司 ]も相当に凄いと思うぞ。
もし彼が、クリスタベルの設計書を書き残していたとしたら。それは間違いなく幻書になるんじゃないだろうか。そもそも、彼が幻書の力なしにクリスタベルを作り上げたってことの方が、この作品的には特異な事象だと思うんだけど・・。ダリアン[ CV:沢城みゆき ]もヒューイ[ CV:小野大輔 ]も、意外と淡泊な反応。
そのクリスタベルが最後に弾いた曲は、果たしてダリアンの言うとおり、ダラリオの調整によるものなのか、はたまた彼女の意志だったのか。絶妙な余韻を残して幕を閉じたエピソードだ。しかしバイオリンを弾いてる画が全く出てこないあたり、作画の省エネ度合いが露骨すぎる。
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